エミネム、歌詞掲載で『Source』誌に部分的な勝訴

ポスト
『Source』誌が連邦裁判所の命令を破って、エミネムの人種差別的な曲の全歌詞をウェブサイトにて公表していたことに対する裁判で、エミネム側が部分的に勝訴したとAP通信などが報じている。

問題となっていた曲は今年発売された『Source』誌2月号の付属CDにも一部収録されて話題になった、エミネムがデビュー前に作った黒人女性への差別的な歌詞を含む曲で、『Source』誌は昨年12月にアメリカ地方裁判所のジェラルド・リンチ判事によって、この曲の公表を一時的に禁止されていたにも関わらず、今年1月にウェブサイト上に全ての歌詞を掲載していたというもの。

裁判所を命令を破ったことにより、『Source』誌はエミネムのレーベル、シェイディ・レコードへの弁護士費用を支払うよう命じられた。しかし、歌詞掲載に対するシェイディ・レコード側の弁護士による苦情に対して、『Source』誌側が早急に歌詞を削除して対応したという理由で、シェイディ・レコードが要求していた数千ドル(数十万円)の罰金に関しては却下されている。

なお、シェイディ・レコードは同曲の出版権と歌詞の著作権の権利侵害の訴えを『Source』誌に対して起こしており、この裁判は現在も法廷にて争われている。

K.Omae, LA
この記事をポスト

この記事の関連情報