謎多き“ロリィタ武装・歌い手ユニット”ふたりはメリーバッドエンドが、スターダストレコーズのMeMe Meets（ミームミーツ）レーベルからデビューシングル「#メリバ推奨」をリリースした。

ふたりはメリーバッドエンドは、2年限定で活動する2人組の女性歌い手ユニットだ。引きこもりと会社員というふたりだが、その後ろには猫型の妖精おじさんDJが構成しており、1997～2010年代のY2K女児アニメやインターネット文化を背景に、“憧れに、憧れる”という感情をテーマに据えた音楽を展開していくという。

サウンドの基盤には電波系・チップチューン・ブレイクコアを据え、ロリィタファッションとともにクラブシーンへとアプローチするという。フリルやレースに包まれた可憐なビジュアルとは裏腹に、狂気をはらんだ音像と哲学的なメッセージが込められており、ボカロクラブカルチャー“ボカクラ”とも親和性の高いスタイルを確立している。

ユニット名の「メリーバッドエンド」は、“受け手によってハッピーエンドにもバッドエンドにも解釈できる結末”を指す言葉で、終わりがあるからこそ美しいという矛盾を内包する世界観を楽曲に投影している。

デビューシングル「#メリバ推奨」は、「原因は自分にある。」やTVアニメ『【推しの子】』劇中歌「POP IN 2」などを手がけた久下真音が書き下ろした1曲で。跳ねるチップチューンにグリッチ音やノイズが重なり、無邪気さと危うさが共存する中毒性の高いナンバーに仕上がっている。甘く浮遊感のある歌声が描くのは、エンディングを求めることそのものが肯定される世界だ。砂糖と毒薬が入り混じるような、耽美で高揚感あふれるサウンドが特徴となっている。

ふたりはメリーバッドエンド
Digital Single「#メリバ推奨」
2025年6月4日（水）0:00 配信リリース

◆MeMe Meets（ミームミーツ）レーベル