ボブ・ディランのギター、史上最高額の1億円で落札

ボブ・ディランが1965年に開かれた<Newport Folk Festival>で使用したギター(編集部註:フェンダー・ストラトキャスター。ラウンド・ボードのローズ指板&スパロゴのため、1962後期~1964年初頭製と思われるが、奇跡的なコンディションが保たれたホンモノのクローゼットクラシックといえる逸品)がオークションに出品し、96万5,000ドル(約1億円)で落札された。これまでの最高額だったエリック・クラプトンの“Blackie”(2004年に95万9,500ドルで落札)を上回った。
ディランは、このフォーク・フェスティヴァルでエレクトリック・セットを披露。ディランが「フォークからエレクトリックへ転換した」といわれる、彼個人のキャリアだけでなくロック史にも残る画期的なパフォーマンスとなった。
このギターは当時、ディランが搭乗したプライベート・ジェットに置き忘れたといわれている。パイロットがどうしたらいいか問い合わせたものの、返事がなかったため、彼の家族がその後50年近く保管していたという。一家が2012年、テレビ番組へ持ち込んだところ、フェスティバルで使用された本物だと鑑定された。
Ako Suzuki, London







