My Little Lover、魅力をすべて詰め込んだ究極のベストアルバム『Best Collection』大特集
My Little Lover
ベストアルバム『Best Collection』3タイプ 2010.05.05リリース
デビュー15周年記念
デビューから2010年までのマイラバの魅力をすべて詰め込んだ
究極のベストコレクション

バンド経験もないし、ただの音大生だったので、ポップス界で歌うイメージを持たずにきて突然デビューしちゃったんですよね。
akko: 実感かぁ……。ジーンっていうのはないですけど、大学卒業した春にデビューしたので、社会人になってから15年って考えると、色んなことを経験して学んで来た15年だったなぁっていうのはつくづく感じますね。
akko: そうかもしれないですね。声自体は変わらないねって言われるんですけど、ニュアンスだったりっていうのは、気持ちが変化しているから歌にも出ていると思いますね。
akko: 素敵な感想ですね。でもデビューのときは色んなことがわからずに、ただただ楽しい感じだったんですよね。あとは若さで進んでいた。私の場合、バンド経験もないし、ただの音大生だったので、ポップス界で歌うイメージを持たずにきて突然デビューしちゃったんですよね。でも、その中で新しいものをどんどん魅せられて、自分の中で消化していくのがとにかく楽しかった。歌もそんな感じで唄っていたんですよね。
akko: そうですね。「Man&Woman」「白いカイト」辺りの16ビートっぽいものが最初に出来たので、これが私の十八番のビートというところで確立された。そこから実験的なことを繰り広げていくんですけど、最初にそういう楽曲と出会っていたのは大きかったですね。ソロになってからも、小林武史が作っていなくても、私が唄ったら“マイラバじゃん!”ってみんなが言ってくれたので、そこも改めて実感したことでしたね。
私の分身を担っている女の子が色んなことを想像して空想して、考えすぎて想像の木が頭から生えて来ちゃったってイメージ。
akko: やっぱり初めて歌入れをした曲ですよね。
akko: 「白いカイト」とか。この中には入っていないですけど、「My Painting」とかも唄ったのかなぁ。自分用にって初めて出来たのは「Man&Woman」だったんですよ。緊張してましたし、ブースに入ってヘッドフォンをして唄うというのがまずよくわからない(笑)。大変な思いをしつつ、そんななか歌入れをして出来上がったときの感動する感じとか今でも忘れられませんね。あとは、このベストにはDVD付きのものもあるんですけど、初期の頃は撮影なんかも海外ロケをバンバンやってたので、かなりの見応えがあります。「NOW AND THEN~失われた時を求めて~」なんて何もない砂浜に遊園地やサーカスを持ってきちゃったんですから(笑)。
akko: そうなんですよ。ぜひアニバーサリーボックスを手にしてほしい。
akko: これは私の分身を担っている女の子が色んなことを想像して空想して、考えすぎて想像の木が頭から生えて来ちゃった!っていうイメージなんです。中の写真でも、彼女は色んな想像の旅に出ていますが、最後に私の実写がボンと現れます。
akko: そうなんです。
akko: そう。地球とか宇宙とか大好きですから(笑)。
akko: そうなんですよ。曲を探していたのですが、なかなかピンとくるものが見つからなくて。それで家にあるウーリッツァーピアノで遊んでいたときに、イントロのコードとメロディーが見つかって。すごい気持ちが良いなぁって弾いていたら、自分が今言いたいことや唄いたいメロディがどんどん出て来て。結果自分が作ってしまったんですけど(笑)。本当に出会ったという言葉がピッタリな曲です。
akko: うん、そうですね。ハーモニーっていうキーワードが見つかった時、“これだ!”と思いましたね。こういうことを言いたいから、こういうメロディに行こうとか、こういうコードに行きたいから、こういう言葉にしようとか。自分でやるとそういう風に流れを作っていきやすいんだなぁってわかった曲です。まだ作詞作曲を一人でやっている曲は、人生3曲目なのですが、15周年の曲はこれしかない、と思いました。今の自分がきちんと表現できたという実感があったんですよね。 スタッフはなんて言うかと不安もありましたが、文句言わせないオーラを放ちながら“これで行きたい、というかこれしかない”と伝えました。







