【座談会】地域密着型ロックフェス<ATSUGI Hi!Thunder Rock Festival>出演者と実行委員が語る「音楽の遺伝子を継いでくれるのは、やはりバンド」

■年々バージョンアップさせて大きくして
■開かれたイベントとして定着させたい
──今年8月11日、どんな思いを持ってステージに立つのか。それぞれの抱負を聞かせてください。
大村:去年は、裏側ではドタバタしてたなっていう感じはありましたけども、皆さん大舞台でも落ち着いて、舞台袖でも楽しそうにしてたりとか。好きなことややりたいことに情熱があれば、なんでも成立しちゃうんだろうなっていうところがあったんです。“自分もこういうのをもっと若い時にやりたかったな”と思いました。
──大村さんの若い頃は?
大村:僕は西成生まれで、西成青少年会館っていうところがあったんですけど、バンドができたとしても、機材を持ってないとか、照明がないとか、どうやって音を出すんだ?っていうところから試行錯誤してやってたので。厚木市でこういうイベントをやって、若い人が育っていって、こっちもそういう熱をもらって、熱を返してっていう繰り返しでやっていけるのは、とてもいいことだなと思います。

──大村孝佳バンドには去年に続いて、はな (Dr / Gacharic Spin)さんが参加しますね。
渡辺:僕の仕込みです。Gacharic Spinは、デビュー時に僕がずっとお手伝いをしていて、ファンクラブイベントも必ず厚木でやっていただいて、厚木での知名度が非常に高いんです。
大村:彼女のドラムはものすごく熱いですし、動きも相当あるので、“ああいうふうに動いても叩けるんだ”っていうところだったり、若い人が見るとインスピレーションを受けやすいと思いますね。
──そしてもちろん、俺のギターを聴け!と。
大村:いえいえ、僕はボーカルを立てるギターですから。歌ってない時にピロピロ弾く役割です。

KoREDS★:僕らのギタリストだった竜巻のピーが他界して、13年経つんです。2018年から元D.T.Rの藤本泰司にサポートをお願いしてたんですが、今年3月に卒業という形になって。新しいギタリストとしてBOWWOWの山本恭司さんの直系のお弟子さんで、鈴木友一朗というギタリストにサポートで入ってもらったんです。
──はい。
KoREDS★:竜巻のピーの13回忌も過ぎたし、そろそろいいんじゃないかと思っていたところ、向こうから「正式メンバーで」という申し出があって、新しく32歳のメンバーが加わりました。うちのボーカルのREDZは「100年AURA」と言っているんですけど、僕らもぶっちゃけ50代後半だし、どこまでロックを続けていけるかわからないじゃないですか。それを若い世代に託して、「AURAを100年続けていきたい」という話をちょうどしていた時に、このフェスのお話をいただいて、すごく素敵なことだと思ったんですね。
──若い世代にロックを。思いが一致したんですね。
KoREDS★:プロの方たちも出る中で、これからを夢見てる高校生の子たちも同じステージに立って。一緒に歴史を作れるんじゃないか?という話が本当に素敵だなと思って、僕らも喜んで参加させていただきたいと思っています。

Gsbeq Aya:私は、共演していただく方があまりにも大きすぎて、まずは頑張ろうって感じなんですけど。
KoREDS★:僕、背がちっちゃいですけどね。
五十嵐:そういう大きい小さいではなくて(笑)。
Gsbeq Aya:“追いついていこう、頑張ろう”っていう精神と、去年ライブした時に高校生の子たちがすごくいいアクションをしてくれたことと。たぶん高校生の子たちは私たちのことを“ちょっと怖い感じかも”とか思ってたと思うんですけど、こっちがアクションしたら3倍ぐらいで返してくれて。“バンド楽しい、音楽楽しい、イェイ!”って思ってもらえるように、上には追いついて下を引っ張り上げるみたいな、そういうライブができたらいいなと思います。

Erika:Whiskey Dustは厚木産のバンドで、厚木を盛り上げたい気持ちがすごくあるんです。あと、私は楽器店にいるから普段、学生さんたちと触れ合うことが多いので、「8月11日、見に行きます」と言ってくれたり、オーディションを受けてる子が弦を買いに来たり。そういう温かい思い出があるので、そういう子たちとお互いにホットな気持ちになれたらいいなって思います。
五十嵐:AURAも「100年」と言ってますが、SHOW-YAもデビュー41周年で、来年ぐらいに全員高齢者のバンドになるんですね。で、実は私が厚木でギターを買ったのが50年前の12月31日で、今年でエレキギターを始めて50周年なんです。そして厚木市文化会館は成人式の会場で、当時は中には入らずに表で友達と会っただけでしたけど、そういう思い出もあって。そのあとはずっと都内に住んでいたものの、いろいろあって家に戻ってきた時に、朝の散歩で必ず文化会館のベンチで一休みして、ワンちゃんを散歩してるおじさんと一緒に喋ったりとか、本当に私にとって地元の会館なんですね。
──なるほど。
五十嵐:今年の出演者も、大村くんとは去年初めて会ったんですけれども、はなちゃんは10数年前から知っているし、Whiskey Dustのライブもサンダースネイクで何度か見ていて。音楽の遺伝子を継いでくれたり残してくれるのは、やっぱりバンドをやってる人たちだと思うので、そういう人たちがSHOW-YAの曲をやってくれるのはすごく嬉しいです。そして、厚木市制70周年の映画(『キリコのタクト~YELL~』)が10月2日に公開になるんですけど、主演が鈴木京香さんで、厚木出身の方がたくさん出演して、TUBEの前田くんが主題歌を歌って、私もそこでギターを弾かせていただいてる。私的には、ギターを50年弾き続けてようやく厚木という地元で音楽をお届けできる場ができて、すごくありがたいなと思ってます。

佐藤:学生にとっては信じられないイベントだし、とてつもない世界だと思うので、楽しんでもらいたいなと思います。僭越ながらオーディションの審査員をやらせていただいたんですが、合格した方は涙を流して喜んで、すごく盛り上がっていたので、それを見るだけでもやってよかったなと思いました。そしてこれはまだ2回目で、今後も続けていく。年々バージョンアップして大きくして、開かれたイベントとして定着させていきたいなと思ってます。
──では最後の締めの言葉、渡辺さん、よろしくお願いします。
渡辺:なんと2回目になりまして、レジェンドの皆さん、市民の皆さんにも出演していただける、かなり独自性の強い、なおかつ内容の濃いイベントになってると思います。当日は必ず皆さんに楽しんでいただけると思いますので、ぜひお足を運んでいただいて、一日楽しんでいただけたらと思っております。よろしくお願いします!
KoReD★:うちのギターの友一朗に、「フロイドローズを用意しとけ」って言わなくて大丈夫ですか? それがないと出られないとか(笑)。
渡辺:大丈夫です!
取材・文◎宮本英夫
撮影◎TOYO

■厚木発ロックフェス<Atsugi Hi! Thunder Rock Festival 2026>
8月11日(火/祝) 神奈川・厚木市文化会館 大ホール
open12:00 / start13:00
▼出演アーティスト
・AURA
・大村孝佳バンド
(サポート:はな from Gacharic Spin [Dr] / 久世敦史 [Vo] / 大勝聖洋 [B])
・Miki☆sun-go☆igarashi (G / SHOW-YA)
・Whiskey Dust (ゲスト:五十嵐sun-go美貴 from SHOW-YA)
・サルサガムテープ
◯一般選抜:6DENASHI、座敷牢
◯学生オーディション枠:はるまーた、Led-shaker、VIVIE、エロティックベータ
◯MC:ゆらぴこ
▼チケット
前売 4500円 / 当日 5000円
学生 2000円 / ピースチケット 2000円(全席自由)
※未就学児童入場不可
※学生券は25歳以下対象(公演当日要学生証持参)
※ピースチケットは障がい者手帳をお持ちの方が対象
※車いす席をご希望の方は、公演当日までに厚木市文化会館チケット予約センターへご連絡ください
◯プレイガイド
・厚木市文化会館チケット予約センター 046-224-9999
https://p-ticket.jp/atsugi-bunka ※要事前登録(無料)
・ローソンチケット:https://l-tike.com/ (Lコード:74515)
一般発売日:2026年6月7日(日)10:00
※発売初日は電話/Webでの受付のみ。窓口販売は6/8(月)より
主催:Atsugi Hi! Thunder Rock Festival実行委員会 (Thunder Snake ATSUGI、NPO法人ハイテンション、(公財)厚木市文化振興財団)
協賛:厚木伊勢原ケーブルネットワーク株式会社、株式会社イー・エス・ピー、海老名エフエム放送株式会社、株式会社 志智創健、フジゲン株式会社、ホンアツ酒場
協力:狛江ラジオ放送株式会社







