スーパー中学生・上原奈美の、“歌手”と“素顔”に迫る!【インタヴュー】

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上原奈美 インタヴュー

――まずは歌手を目指したキッカケを教えてください。

上原奈美(以下、奈美):4歳くらいのときにSPEEDさんや安室奈美恵さんを見て……、歌詞の意味は全然分からなかったのに、曲や踊りで勇気をもらったんですよ。それから私もこうやって勇気をあげられるような人になりたいなって思ったからです。

――元々歌は好きだった?

奈美:いえ、そのときに歌を知ったっていうか。ビビッと来たんです。踊ったり真似していたときに体全体で表現したり、自分の声で歌うことにしっくり来て。最後のパズルのピースがぴたっと合った感じだったんです。

――たとえばスポーツ選手になるよりも、画家になるよりもしっくり来たと。

奈美:そうなんです。その前は女の子ならではのお花屋さんになりたいとか……そういうのはありましたけど、そのときに歌手っていうものを知ってから、もう熱くなる一方でしたね。

――でも、奈美ちゃんはモデルの仕事でまずは有名になりましたね。

奈美:はい。歌をもっと深く知りたいって思って、じゃあどうしようって思ってお母さんに相談したら、劇団に入れてくれたんです。でも、劇団はお芝居のお仕事がメインで。歌いたいのになぁって思っていた小学校5年のときに、今の事務所と出会って「私、歌手になりたいんです!」って言ったんです。それでボイス・トレーニングを受けさせてもらったり。で、自分を表現するひとつとして、モデルの仕事があったんです。歌手の仕事ではないんですけど、ファッションは大好きだったし、センスも磨きたいなって。

PICTURE――モデルやっていて、歌手として役にたったことは?

奈美:全部役立ってると思うんですね。人と接することも、雰囲気を作り出すことも。そのなかでもカメラの前に立ってカメラの向こうの人に表現して伝えるっていうのでは、すごく役立ってます!

――そして今回、3rdシングルが出ますが、今回も歌詞を書いてますね。<良い子になりたいんじゃない 自由が欲しいだけ…>といったシリアスだけど等身大な悩み多き10代を表現していますが、そういった歌詞を書こうと思ったキッカケは?

奈美:つらくなったり悲しくなったときって、私は誰かの音楽を聴いて励まされたりするんですよ。でも、自分がこうやって音楽活動していくなかで「本当の私ってなんだろう?」って感じたときとかも……リアルに胸に響く曲がなかったんですね。もし同じことを考えてる同世代の子がいるなら、私がそういう曲を書けばっていいんじゃないかって。

――とても情熱的なアップテンポな曲ですが、歌い方で挑戦したところは?

奈美:詞の内容も熱い、曲調も熱いってことでメラメラしてるイメージがあったんですね。それで歌い方も熱いものにしたら……自己満足になっちゃうかなって。この曲は叫びの曲であり、励ましの曲になってほしいって思ったから、歌い方はスラッと行きたかったです。そのほうが説得力あるし、胸に響くんじゃないかなって。

――なるほど。それでは、奈美ちゃんが最近悩んだことは?

奈美:なんだろう…。普段よく悩みますね。ん~。モノを買うときは特に。ジュースでもビタミンCが2000入ってるのと1000入ってるのがあって、それが30円の差でどっち買おう!?って(笑)。あと電車の改札でもどっち通ろう?とか。でも考えずに行動するときもありますよ!

――このプロモーションビデオは踊りがとてもセクシーですね!

奈美:ダンサーの方に影響されちゃいましたね。ダイナマイトな感じで(笑)、思いっきり踊りました。「14歳の私」と「仕事の私」を、「すっぴんの私」と「特化した私」のギャップで表現するのが狙いだったんで、それを見せられたかな。

――そしてイベントにも出てライヴで歌う機会が増えてますが、慣れましたか?

奈美:緊張は……いい感じでほぐれてきてますね! スタッフの方にアドバイス受けたんですけど、ジェットコースターって心臓弱い人は大嫌いで緊張しちゃうけど、好きな人はワクワクしちゃってその緊張感が楽しくて……その差が大きいんだよって言われたんですね。だから緊張を思い込みでも好きになろうって思って。それが最近できてきてるみたいで、すごくライヴとか楽しいんですよ。気持ちいい~!って(笑)。

取材・文●星野まり子


 
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