SUM 41 2003/05/17 東京 ベイNKホール
01.Mr.Amsterdam 02.My Direction 03.Hyper-insomnia-para-condrioid 04.Fat Lip 05.All Messed Up 06.All She's Got 07.Over My Head(Better Off Dead) 08.In Too Deep 09.Machine Gun 10.No Brains 11.Heart Attack 12.Nothing On My Back 13.A.N.I.C. 14.The Hell Song 15.Makes No Difference 16.Thanks For Nothing 17.Grab The Devil 18.Still Waiting
【Encore】 19.Hooch 20.Motivation 21.Pain For Pleasure | | 『Does This Look Infected ?』 ボーナスDVD付リミテッド・エディション ユニバーサル インターナショナル UICL-9008 3,675(tax in) 【DISC 1】 01.The Hell Song 02.Over My Head ( Better Off Dead) 03.My Direction 04.Still Waiting 05.A.N.I.C, 06.No Brains 07.All Messed Up 08.Mr. Amsterdam 09.Thanks For Nothing 10.Hyper-insomnia-para-condrioid 11.Billy Spleen 12.Hooch 13.World War VII Parts1&2 by Pain for Pleasure 14.初来日時の痛快爆笑映像'JAPAN EPK 2002' 【DISC 2】 01.Reign Of Pain - The Story Of Pain For Pleasure 02.HOME MOVIES 03.2 Pain For Pleasure audio tracks 04.2 Autopilot Off audio track 05.2 No Warning audio tracks 無断転用禁止 http://www.universal-music.co.jp/ | | | 大入りのNKホール 共演バンドも盛り上げる 会場となったベイNKホールは、1Fはブロック指定によるオール・スタンディング、2Fは指定付きの座席だった。2Fの指定席後部こそ若干の空席があったが、アリーナはもうとにかく、人、人、人。 まずはオープニングアクトのLONG SHOT PARTYが登場。仙台出身の6人組だ。4ピースのバンドにトランペットとサックスのホーン隊という構成。“これぞフェスティバル!”というノリノリなサウンドを響かせてくれた。 続いて登場したのがDAMONE。ボストン出身の元気ギャル、ノエルの声が印象的。かわいいらしい顔と、黒いTシャツがよく似合っていた、きゃしゃなスタイルからは想像できないほど声はパワフル! ペットボトルから水を飲んだと思ったら、ステージに吹きまくるなど派手なパフォーマンスで会場を沸かせた。パンキッシュかつキャッチーな聴きやすさと、元気溢れるパフォーマンスは、もう“女SUM 41”と呼びたいくらい。 | ▲激しいパフォーマンスと女の子らしいキュートさが同居していたDAMONE | そして、お次は国内でも人気のスカ・バンド、POTSHOTが登場。アリーナはすでにお祭り騒ぎで、POTSHOTの単独公演では? と思えるほど。ライヴは上手いし、曲もサウンドも明るいポジティブなもので、気分を盛り立ててくれる。そして、いよいよSUM 41の登場だ。 | ▲デリック・ウィブリーは独特の高く乾いた歌声を響かせてくれた | いよいよSUM 41登場 アリーナはさらにヒートアップ POTSHOTの時点でパンパンになっていた1Fアリーナに、どこから現われたのか、さらにオーディエンスが流れ込む。そして流れていたBGMが消え、客電が落ちる。 ──やはり客電が消えた瞬間の緊張感、オーディエンスのテンションが違う。ステージにライトが点り、メンバーが登場する。ステージには大きな「SUM 41」のロゴの垂れ幕と、『DOES THIS LOOK INFECTED TOO?』のジャケットに登場している女性キャラのイラスト。 まずは2ndアルバムの「Mr. Amsterdam」からスタート。Vo&Gのデリック・ウィブリーは、今日も絶好調で、独特の明るく乾いた歌声をギターに乗せていく。休むスキを与えず、ライヴは進行していった。4曲目となる1stアルバムからの人気曲「Fat Lip」あたりまで来ると、もう観客がひとりひとりがジャンプしたり、踊っているというより、会場全体で揺れてる感じ。ペットボトルを投げあい、ジャンプし、ダイブし、ステージに負けない迫力でオーディエンスも燃えている。イントロのギターからしびれる、ヒットシングル「Hell Song」ですでに頂上に近づきつつあったオーディエンスのテンションは、ラストは「Still Waiting」で大合唱に上り詰めた。短い幕間の後、アンコールでは3曲を披露。「Pain For Pleasure」でステージを終えた。若手バンドとの印象を持っていたSUM 41だが、もはや新人バンドではなかった。 | ▲“フェスティヴァル”のネーミングに名前負けしない、迫真のパフォーマンス | NKホールを出て、バスに揺られJR舞浜駅に到着する。と、その瞬間東京ディズニーランドから大きな花火が打ち上げられた。ライヴで熱くなった体もそろそろ冷えてきたキッズたちが、無心に空を見上げている。至近距離から見上げる花火は大きく、そして理屈抜きに美しい。数分間続いたその花火は、SUM 41の勢いを象徴しているような、SUM41フェスティバルの成功を祝福しているかのような、絶妙のタイミングだった。 取材・文●末吉靖永 |
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