SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間【2001.10.31版】

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10年間をギュウッと凝縮→発射!

SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間。
そのめくるめくアニヴァーサリー・アクトの数々をとくとご覧下さいっ!!

10周年月間ファイナル! SHELTER恒例のHALLOWEENパーティで大盛り上がり!!


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HALLOWEENとは、10月31日の夜に仮装した子供たちが「Trick or Treat!」(お菓子くれなきゃイタズラするぞ!)と家々を廻ってお菓子をもらうというアメリカの風習。さて、本日はSHELTER 10周年記念イベントの最終日。ガレージロックをモチーフとするバンド9つが集結した。店内はHALLOWEENに合わせてデコレーションされている。カボチャお化けにゴースト、リボンが貼られ、カウンターでは蝋燭に火が灯されている。本日は仮装者は割引制ということもあって、いるわいるわ、フランケンシュタイン、死神、ドラキュラ、髑髏はあちこち、馬までいます。

ライヴはGOOGLESから始まって、2番手のTHE GREAT MANGOOSEはストッキングにドクロをペイントし、囚人服での登場だ。コレはアイディアもん。そう、出演者も思い思いの仮装スタイルでの登場という訳だ。TEXACO LEATHERMANが場内を沸かす。セクシーな長身女性ベーシストがカッコ良い。続いて海外でも評価が高いJACKIE & THE CEDRICSは髭を蓄えて登場。メンバーのロッキン・ジェリービーンは、イラストレーターとしても名高い。館内はやんややんやの大喝采だ。ゴリ押しのSATURNSの後、まさにこの日のため、といって良いRETRO GRETIONの久保と、MAD 3のEDDIEを中心に結成されたギター貴族はトリプルギター、ベースレスという編成でカヴァーを中心に演奏。アルコールを伴ったオーディエンスは、カーニバル状態でさらなる盛り上がりを見せる。

東京ガレージシーンの先駆けの一つ、華麗なる女性トリオ、THE 5,6,7,8'sは、モータウン世代を意識したかの金ラメのワンピース姿で祭りに華を添える。一際大きな声援を受けて、荒馬車ブレイメンが大きな死神の格好をして登場。サタン調のギタリストにも声援が飛ぶ。もはや、誰もが楽しんでるとしか言い様がないイベントだ。

途中、セクシーガール・ダンサーが登場、観客を扇情し本日のトリへとつなげる。もちろん、ラストはこのグループ。ギターウルフである。髑髏の覆面を被り、その上からリーゼントを直す仕種。SEIJIはもちろんサングラスをかけている。「髑髏は止めときゃよかった」と、場内の失笑も彼らのエンターテインメント。当然の爆音、ジェットR&Rショウ!

長丁場のライヴもとうとうラスト。ダブル・アンコールにも応え、ハウリングを伴っての終了。時刻は23:30に近い。終わってみても、何ともSHELTERらしい10周年の記念月間ではなかったろうか。今回、レポートできなかった日も最高のステージが続いた、とスタッフからの感想が入った。

SHELTER! サイコー! ロックンロール! サイコー!

これからも全てのロック・ファンに愛されるライヴハウスとして、その歴史を続けていくことだろう。

文●中島儀幸

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