SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間【2001.10.8版】

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10年間をギュウッと凝縮→発射!

SHELTER 10年間の軌跡をギュウッと凝縮→発射するスペシャル月間。
そのめくるめくアニヴァーサリー・アクトの数々をとくとご覧下さいっ!!

SHELTER10周年、オイスカ結成6周年、所属レーベルも6周年、そしてレーベル・ボスの誕生日!


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Sold Out公演となったが、生憎の雨。SHELTERの前は傘でいっぱい。係員が忙しなく客を館内に誘導する。

開演を15分ほど押して、ゲストのBlue Beat Playersが姿を現わす。彼らは日本を代表するオ-センティックSKAグル-プで、今年の5月に3rdアルバム、『EASTERN LEO』を発表。この夏は多くのイベントに参加した。メンバ-は、G & Vo/taiki、B/mo-riddim、Key/little masta、Tp/shouji ogawa、Sax/masayuki hayashi、Ds/tomoyuki hagiwara、Engineer/ shigeの7人。


▲大所帯なOi-SKALL MATES
この日もそのアルバムのナンバ-を中心に、ゆっくりとレゲエチックのインストゥルメンタルで客席を揺らす。taikiが歌う唯一のヴォ-カルナンバ-「Grinnin'」では、深いエコ-を掛けダブ風のアレンジを披露。客席を唸らせた。そして8時を回った当たりで「オ-イスカ-ルメイツ! チャ! チャ! チャ!」というお馴染みのSEと共に起こる大合唱。本日のメインアクト、Oi-SKALL MATESの登場だ。

総勢10名からなるメンバ-は後方向かって左からB/CIM、G/KEN、Ds/MARU、G/TAEKO、Hamond/MAMI、前列は、A.Sax/YOSHIO、Tb/HIROSHI、Vo/WATARU、T.Sax/SHINTARO、Tp/NORIHIDE。ステ-ジ上の何と窮屈そうなことか。

まずは挨拶代わりに、立て続けにゴリ押しのSKAパンクナンバ-を演奏。初のMCでは「コンバンワ、ブラフマンです」と客席をわかせる。序番戦はレゲエ調の曲、リズムでノらせる曲、押せ押せのSKAパンクナンバ-、珍しくリフを聴かせるナンバ-、インストなどで構成。まるで一つの組曲の如く、緩急組み合わせた目まぐるしい展開だ。MCでは、シェルタ-が10周年、所属レ-ベルのDIWPHALANXが6周年、そしてオイスカも6周年、と続けて、今日はレ-ベルボスの誕生日!(大塚さん、35才おめでとうございます)ということも祝福される。そして必殺のスリリングなインスト曲を挟んで、サントリ-のCMでお馴染みのあの曲や、日本語詞の曲、しんみりナンバ-からゆらゆらとノラせる曲へと続く。

ギャング・オ-ケストラとも例えるべきメンバ-のク-ルな出で立ちと、ホットな演奏に客席は酔いしれている。

ホ-ンで持っていく曲。「スク-タ-ボ-イ・スク-タ-ガ-ル」のサビではオ-ディエンスも思わずコ-ラス。後半戦では、ギタリスト/TAEKOが歌いまくるカバ-ソング「Hippie Hippie Shake」も飛び出した。

そしてここで嬉しいニュ-ス! 
「今年のクリスマスに1stアルバムをCDとLPで出します」。多数の作品をリリ-スしているにもかかわらず、初の単独CD作品ということである。もちろんそこはオイスカのこと、「ただでは出しません」と断りを入れる。続いてCLASHトリビュ-トV.A.盤にも参加ということで、その曲をファンキ-に演奏。ラストでは速い曲を展開させて終了。寿司詰め状態の客席は多少疲れたのか、アンコ-ルを求める声に元気がない。それでも最後は無事大合唱と共に再度メンバ-が登場。2曲程演奏後、客電がつき、ゾロゾロと客が出かかったその刹那、すかさず1曲演奏。大急ぎで館内に戻る者ありの大わらわ。何とオチャメなやっちゃ。パワフルかつ躍動感に満ちた大型SKAパンクバンド、ここ一番では必ず決めてくれる日本代表! カ-ニバルの様な喧噪に満ちたワン・ナイト・スタンドでした。
文●中島儀幸
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