オレスカバンド、初フルアルバム『WAO!!』インタビュー

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オレスカバンド インタヴュー

オレスカバンド are
とみ(Bass/Vocal)、もりこ(Tenor Sax)、サキ(Trumpet)、たえさん(Drums)、リーダー(Trombone)、いかす(Guitar/Vocal)

――たえさんのお気に入りの1曲は?

たえさん:「Shall we Dance?」というインストの曲ですね。実は、これまで歌のない曲って、演奏してても退屈だったんですよ。でも、これを作ってみて、インスト曲でも歌モノと同じようなインパクトを与えられることができるんだ、と気づかされて。印象に残ってますね。

――この曲はライヴで盛り上がりそうな、ハッピーでスリリングな展開の仕上がりですね。

全員:スリリング(笑)。

いかす:これは中3のときにリーダーが作った曲。その時は1フレーズくらいだったんですけど(笑)。ウチが“これをこうしたらいいんちゃうん?”って、味付けをしたまま、しばらく放置していたんです(笑)。それで、今回のアルバムを作る段階になり、“これも入れたらええやん”って、スタジオでメンバー全員ほぼセッションみたいな感じで完成していったんです。

とみ:今改めて聴くと、この曲からは全員のキャラクターが伝わってくるんですよね。例えば、たえさんのドラムからはたえさんの顔がそのまんま伝わってきたりとか。歌がなくても人柄が伝わる演奏ができたのが、うれしかったですね。

――つまり、この曲はメンバーの自己紹介ソングみたいな?

いかす:そうですね。楽器を通じて6人を紹介しているような。

――とみさんのお気に入りは?

とみ:先行シングルにもなった「爪先」ですね。歌詞が最近自分がリアルに感じたことだったりするし、またサビでそれぞれいろんなコトをしてリズムが違うのにもかかわらず、まとまりのある音に聴こえる。面白い仕上がりになったと思うんですよ。

――ところで先ほど、とみさんはアルバム制作を通じて、“もっと歌ってみたい!”と話してましたが。他のお二人は今回のアルバム制作を通じて、次につながるアイデアは得られましたか?

いかす:とりあえず、一発録りをしたいなって。6人でせーので音を出したものを収録したい。そのためのスキルがまだまだ足りないので、上達しなければ。また、曲作りにしても歌詞から制作してみたりとか。異なるアプローチで曲を完成させてみたいですね。よりいろんな風景をみなさんに伝えられたら、って思います。

――たえさんは、いかがですか?今度はヴォーカルをやってみたいとか?

たえさん:ドラムだけで、いいです(笑)。

取材・文●松永尚久

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