HALFBY、3rd MAXI SINGLE「STAR TRACK」インタビュー

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――音作りで一貫してこだわっているところは?

HALFBY:ハウスとかヒップホップとかテクノとか、ジャンルにはあまりこだわらないで、ダンスミュージックの要素を含みながら、そこにプラスしてHALFBYのオリジナリティを入れられればと思ってます。

――HALFBYの音楽って、一言でいうとどんな音楽?

HALFBY:その質問には過去にちゃんと答えられたことがない(笑)。ダンスミュージックにカテゴライズされるんだろうけど、雑多な感じなんで自分でもよくわからないです。ジャンルがHALFBY、みたいな感じになれば一番いいんですけど。

――『STAR TRACK』でもっとも気に入っているところは?

HALFBY:3曲目ですね。こんなの作ってるヤツいないと思うし。いろいろな要素をうまく取り入れられたと思ってます。

――この曲の突き抜けた明るさはどこから来てるんでしょう。

HALFBY:フィドルのフレーズとかバカっぽい感じだからかな(笑)。僕は仕事柄、海外のダンスシーンには目ざとく反応したいなと常々思っていて、今はイギリスのロックシーンがすごく盛り上がってるんです。テムズビートっていうシーンで、アイリッシュなサウンドをフックアップしたロックバンドが人気なんです。それと、ボルチモア・ブレイクスみたいなのも含めブラジルのダンスシーンも熱い。その2つを僕なりに融合していったらこうなったんです。その安直な作りっていうか、軽薄な感じもうまく取り入れられたかなと思います。

――HALFBYの曲作りにとってDJ活動から得るものは大きい?

HALFBY:大きいです。HALFBYの基本はもうほとんどDJ、それとバイヤー。この2つがなかったら曲は作れないくらい。僕のDJとしてのスタイルはハウスとかヒップホップとか決まってなくて雑多な感じなんです。レゲエから始まって最後はロックとか。それをうまくミックスして聴かせる編集力みたいなのが勝負なんですね。そのごちゃまぜ感みたいなのがアーティストとしてのHALFBYにもそのまま直結してます。

――今後の活動は?

HALFBY:次のシングルのアイデアがもういろいろあって、6月くらいに出そうと思ってます。そのあとはフルアルバムですね。それからDJは東京、京都、神戸でレギュラーでやってますので、機会があればぜひ来てもらいたいですね。

――今後チャレンジしたいことは。

HALFBY:ミックスCDとかを出したいですね。僕らのようなスタイルのDJではあまりミックスCDってリリースされてないので、もっと認知してもらいたいです。

取材・文●田澤 仁

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