plane、「arrow」リリース特集インタビュー
菊地:これは、インスタント食品からヒントを得て作ったんです。あれって身体に悪い食べ物って言われているじゃないですか。でも、美味しいからやめられない。そんな複雑で弱い人間の思いや、またインスタント食品って、最後にお湯を注がれて口に運ばれる瞬間が一番幸せなんじゃないかなって思うんですよ。人間もそうだと思う。最後この世を去るとき、いい人生だったよねと思えたら本当の幸せなのかなって。その時に、みんなが僕らのライヴで盛り上がったことを思い出してくれたら。また思い出してもらえるような音楽を作りたい、という願いをこめて作った曲です。
久光:僕のなかではセッションをするなかで、完成した曲とばかり思っていたので。そういうストーリーが潜んでいたとは。驚きです。
菊地:まぁ、後づけなんですけどね(笑)。歌詞を作るなかで思い浮かんだ。
木田:僕はこの曲でも前へ前への精神で取り組みました(笑)。でっかいサングラスかけて、レッチリのTシャツを着て、強い男になった気分で。でもサングラスかけてたせいで、指先がよく見えないんですよ(笑)。おがげで、荒い感じのビートになった。でも、それが曲にいい効果を与えているのかなって。
菊地:今回、初めて3曲入りシングルを制作したんですけど。3曲目は、他の曲と赴きの異なるものを収録したくて、完成させたのがこの曲。僕は普段は家にいることが多くて、そういう時の気持ちを表現したものなんです。でも、ストレートに部屋にいる感じを表現してしまうと、ちょっと寂しくなってしまう。だから、打ち込みを使って無機質な感じにしたんです。結果、バンドとして新しい方向性を見い出せた1曲になりましたね。これはぜひ、部屋で何度も聴いてほしいですね。
神本:すごくいい感じの仕上がりになったと思いますね。個人的には好きなタイプのスローテンポな曲だし、すんなり歌の世界観に入っていけたというか。
菊地:そうなるかもしれないですね(笑)。
菊地:楽しみではあるんですけど、もう少し先の話ですね。今は目の前にあることをしっかりとやっていくことだけに集中していたいんです。
木田:来年はもっともっと目立ちたいですね。菊地くん以上に自分をアピールしようかなと(笑)。
神本:具体的な目標はないですね。楽しんで活動できれば、と。個人的には、人見知りなんで。それを克服できたらいいですね(笑)。
久光:僕も同様、日々をがんばって、楽しみながら活動ができればと。1日1日を大切にしながら。
菊地:でも占いによると、2007年は抑え気味に、と僕は言われたんで。そうしようかなと……。嘘ですよ(笑)。ライヴを精力的にやっていきたいですね。
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