「伝えたい、15のmessage」 絢香1stフルアルバム・インタヴュー!

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──このアルバムからは、歌、歌詞、サウンド、この3つが一体となって、絢香さんがいつも言ってる“伝えたい”という気持ちが伝わってきます。では、制作時に一番気を使った部分というのは、どういったところですか?

絢香:やっぱり歌詞ですね。伝えるという部分では、歌詞が一番悩むところでした。しかも、歌詞についてもいろいろ挑戦した3年間だったから、たとえば全然自分のことじゃなくてストーリーを考えちゃって書く曲もあれば、リアルに全部が自分の気持ちで書いた曲もある。それに、内容だけじゃなくて、メロディにちゃんとハマったかとか、流れよく聴こえるかとか。覚えやすい言葉で、でもちゃんと意味があって、って考えると一番悩むところでしたね。

──特に苦労した曲とかは?

絢香:1曲目の「Start to 0(Love)」。この曲を書いたのは去年の夏で、歌詞の中にも出てくる17歳のときに書いたんですけど、もう東京に出てきたばっかりで、なにもかもを矛盾に感じちゃったりとか、大人の中にポンって入っちゃったとき、なんか“オトナってなんだろ?”って考えることがあったりとか。自分が子供のままでいいのか、でも責任があるからちゃんと大人になったほうがいいんだろうか、とか悩む時期だったんです。それをそのままストレートに曲に書こうと思ったとき、気持ちが溢れすぎちゃって、言葉にすることがすごく難しくって。だから、すごく時間がかかったんですよね、きっちりと言葉にするのに。

──考えてみれば、絢香さんが東京で初ライヴをしてからまだ一年しか経ってないわけで(https://www.barks.jp/news/?id=1000011402)、当然まだ18歳なんですけど、それ以上に絢香さんって“大人っぽい”とか“しっかり者”とかってイメージが強いと思うんです。でも、「Story」には、普通の18歳っぽい感じが出てますよね。

絢香:この曲が一番意外って言われるんですよ! 私からすれば“意外”って言われることが意外ですけど(笑)。自分にとっては10代の女の子として普通の恋愛の曲なのに、“どういうことやねん”って(笑)。でも、そのぐらい今までの曲で、芯の通ったというか、まぁ、自分自身まじめでいたいし、物事にはしっかり向き合って頑張りたいという性格だから、そういうのは全然良いことなんだけど、だからこそ意外だったんだろうなって。ちょっと面白かったんですけど。

──ちなみに、この曲はどんなイメージで書かれたんですか?

絢香:この曲はまず作曲が先にできて、でも作ってるときにすっごい爽やかで、青空が広がってるようなイメージだったんですよ。しかも、ハッピーな。だから、もう恋愛しかないと(笑)。で、自分たちの世代にある恋愛の風景、そして感じることを曲にした、すごくかわいい曲なんですよね。

──なにかモチーフはあったんですか?

絢香:絵が浮かぶような恋愛の曲を書きたくて。もちろん自分自身の恋したときの気持ちも入ってるし。すべてがそうじゃないけど、だからすごく自分に近い恋愛という感じかな。しかも、恋愛初期、始まったばかりの甘酸っぱい曲ですね(笑)。

◆絢香のスペシャル・フォトアルバムはこちらから

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