――メンバーが出会ったきっかけを教えてください。
マット:みんな近くに住んでるから、自然と知り合いになったよ。それでみんな音楽に興味があることがわかったんだ。
エヴァ:同じクラブに遊びに行ってたの。わたしとマットはもともと友達で、他のメンバーとはそこで知り合ったのよ。
――クラブで出会ったその日にどこかの地下で1晩中キーボードを使って遊んだというのは本当ですか? それがバンド結成のきっかけだったのでしょうか?
エヴァ:違うわ(笑)。
マット:そうとも言えるし、そうとも言えない。
ジョー:いい話だから、そういうことにしてるんだ。本当じゃないかもしれないけど(笑)。
――それぞれ影響を受けたアーティストを教えてください。
マット:エコー&ザ・バニーメンはいつでも。
ジョー:いまは違うけど、昔は影響受けたな。
マイルス:それにザ・フォール。
――デビュー・シングル「Goodbye Little Rose」がいきなりNMEのお薦めシングルに選ばれましたね。
マット:うん、うれしいよ。どういう形であれ認められるのは、いいことだ。
――デビュー・シングルをリリースして以来、ツアーに明け暮れているようですが、感触はどうですか?
マイルス:いいよ。みんな、気に入ってくれてるみたいだ。俺たちは正しい方向に進んでると思うね。
――1stフル・アルバムはどんな内容になりそう?
エヴァ:まだレコーディングはしてないんだけど、いろんなものをミックスするわ。いい曲もあれば、ヘンなのもある。ノイズを入れたり、きれいなメロディをつけたり、いろいろミックスするよ。
ジョー:もう、たくさんの曲を作ってるんだ。
マット:そう、それにまだまだ書いてる。たくさんレコーディングして、その中からしっくりくるものを並べるつもりだよ。
――発売はいつごろになりますか?
マット:来年の1月くらいかな。
――曲作りはどうやって行なうのですか?
マット:全員でやる。みんなでアイディアを出し合って、それをまとめていくんだ。歌詞は、そのときによるけど、だいたい俺とマイルスで考える。
――歌詞はどのように生まれるのでしょう?
マイルス:現実の出来事に基づいたものもあれば、そうじゃないのもある。そのときに書きたいと思ったことを書くんだ。
マット:現実からの逃避って感じのものもある。
――ロック・バンドが続々と登場している現在のUKのミュージック・シーンをどう思いますか?
マット:いいバンドもいれば、だめなのもいる。でも、ロック・バンドがいっぱい出てくるのは、基本的にはいいことだと思うよ。
――自分たちの音楽を一言で表すとしたら?
ジョー:へんてこ。
グレッグ:マッド(笑)。
ジョー:混乱。
マット:うん、それがピッタリだな。十分、混乱してる(笑)。
――あなた達が混乱してるってことですか?
全員:(爆笑)。
エヴァ:そうだと思うわ(笑)。
マイルス:俺たちの曲って、どこに行くかわかんないだろ。みんなが予想してるような展開はしないんだ。チラッと聴いただけじゃ、わからない。全体を聴いてようやく“ああなるほど”って思う曲ばかりなんだ。
マット:それに、攻撃的なところもあるし。
エヴァ:ちょっとパンクっぽいとこもあるわね。
――「Good Bye Rose」を聴く限り、きれいなメロディだと思いますが。
マイルス:ああ、そう思った? ありがとう。じゃあ、俺たち大丈夫だな(笑)。
取材・文●Ako Suzuki ■関連記事 ●デルタソニック特集 ●SUMMER SONIC '05特集 ●夏フェス特集2005
▼ザ・リトル・フレイムス オフィシャル・サイト(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
|
|
|