ZEEBRA、新曲は“踊りモンはみんな好き”なラテン・アラビックのパーティー・チューン!

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NEW SINGLE

「Oh Yeah」



UBG RECORDS
PCCA-02181  \1,260(tax in)
2005年9月21日発売


01.Oh Yeah 「Oh Yeah」試聴へ
02. Slow Down
03. Field Of Dreams
(Beat Park Anthem) feat.G.K.MARYAN
04. Oh Yeah(Instrumental)





ビデオ・クリップ

「Street Dreams」クリップへ ▲ 「Oh Yeah」


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(2005年10月15日締め)

<インタヴュー後半>

――一方、カップリング曲「Slow Down」は、前作「Street Dreams」の延長線上のような曲ですね。

ZEEBRA:だね。「Street Dreams」の1番では、(俺の)苦悩の時期みたいなのが8小節で終わってしまったんで。そこを膨らませてみました(笑)。

――この曲ではヒップホップのアーティスト名などを具体的に出しながら、当時の心象を綴っていますね。

ZEEBRA:1990年ってどんなことやってた? それってどんな時代?みたいな。「Street Dreams」同様、これも3番に言いたいことが集約されてるんだ。3番で自分がヒップホップに感じてる違和感を言ってるんだけど、自分が好きだったそれまでのヒップホップと、今のヒップホップが変わってきてると思ってさ。

――3番の歌詞には<今 俺が気になんのはUSA>というフレーズが出てきます。その意味は?

ZEEBRA:USは常に日本のヒップホップに影響を与えてるし、だからこそ、こっちからも提言したいっていうこと。USからの情報をどういう風に自分のなかにインプットしていくか。彼らのすることをすべてそのまんま受け取らないで、一回、自分のなかでそれを解釈して欲しいっていう。決してUSのフォロワーって意味じゃない。

――この曲は、ヒップホップが元来持っていた精神性への回帰を促す、ZEEBRAさんなりの“ヒップホップ愛”に満ちた曲だと思います。

ZEEBRA:そう。これは常日頃から思ってることだし、ひたすら言ってたことだし……。

――でも、この曲で引用された人名やフレーズ、ひいては、あの時代が持っていた匂いなどは、若いリスナーにはわからない人が多いかもしれませんし、血気盛んな若手ラッパーの中には「そんな昔のことを言っても俺らにはわかんねえ」「俺らには俺らのやり方があるんだよ」という声を挙げるヤツもいると思いますが。

ZEEBRA:うん。それでいいと思う。そいつらが今聴かないのは、それはそれでしょうがねぇんじゃねえかなって。でも、こういうリリックを聴いて、その世界をイマジネーションすることっていうのは、ある意味クリエイティビティだと思うし、その程度のクリエイティビティもないようなヤツは先に進めないと思うし。頭の中に浮かんだ映像が、そいつにとってつまんねえんだったら、それはそれなんじゃん? でも、頭に映像を浮かべたら、きっと若いヤツでも理解はできるはずだからさ、絶対。

――ところで、現在はアルバム制作の真っ只中だとか。どんな作品になりそうですか?

ZEEBRA:ファーストの『THE RHYME ANIMAL』に近い感じになるかも。なんとなく。感触として。アルバムから受ける印象がちょっと近くなるんじゃないかなって。そもそも、俺のアルバム作ってるヴァイブスが当時と近いし。

――そのヴァイブスをもうちょっと具体的に説明すると?

ZEEBRA:結構ね、ピュアなのかもしれない。自分で言うのも気持ち悪いけど(笑)。純粋なんだ、気持ちが。曲を作ることに対してね。作りたい、言いたいメッセージもそういうところがあるかもしれないし、なんか、あの頃に近いものになるんじゃないかな。


取材・文●猪又 孝(DO THE MONKEY)


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