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Zevonは'47年1月24日にシカゴで誕生。クラシック・ピアノを習っていたが、ティーンエイジャーの時にその道を断念、その後ギターを弾き始め、Turtlesの'67年のNo.1ソング「Happy Together」のB面となった「Like The Seasons」などの曲を書き出した。また「He Quit Me」が'69年の映画『Midnight Cowboy』のサウンド・トラックに収録される。

同じ年、デビュー・アルバム『Wanted Dead Or Alive』をリリースしたが、セールス的にはさえず、その後しばらくはEverly BrothersのバンドリーダーやCMの曲作りの仕事をすることになる。

スペインでの長期休暇から戻った'76年、Jackson Browneをプロデューサーに迎えたセルフタイトルの2ndアルバムをリリース。Zevonの名は、一般的には知名度が低かったものの、LAの音楽業界では有名だった。アルバムにはBrowne、Fleetwood MacのStevie Nicks、Lindsey Buckingham、The EaglesのDon HenleyとGlenn Frey、Bonnie Raittなどがゲストに参加した。後にLinda Ronstadtがカバーし大ヒットする「Poor, Poor Pitful Me」も同アルバムに収録されている。

これに続いた'78年のアルバム『Excitable Boy』がZevon最大のヒット作となる。アルバムは「Warewolves Of London」「Lawyers, Guns And Money」「Excitable Boy」の3つのヒット曲を収録、ゲストにBrowne、Ronstadt、Fleetwood MacのMick FleetwoodやJohn McVieらが参加した。『Excitable Boy』はビルボード200で8位、シングル「Warewolves Of London」はHot100チャートの21位につけた。

Zevonはその後もアルバムをリリースし続けたが、再びこのようなメジャーな商業的成功を収めることはなかった。'87年の『Sentimental Hygiene』は当時、注目され始めたR.E.M.がほとんど曲でバック・バンドを務め、Hot100チャートに登場するほどではないものの2つのチャート・ヒット曲を生み出しだ。タイトル・ソングはMainstream Rock Tracksチャートで9位、「Leave My Monkey Alone」はHot Dance Musin/Club Playリストの18位につけた。

2003年がんで死去。享年56歳。