プロフィール・バイオグラフィ・リンク
ロウ・ダメージに続き'90年代半ばに神戸から現われたクルー、カゲロウは、自分達でイヴェントを行ないながら、カミナリによる<証言ツアー>の関西公演に参加したり、大阪のイベント<聖地>で、後にアブソルート・クルーとなるデスペラードやマグマ・MC'S、土俵オリジンとなるインデンらと共に名を連ねたりして、今の関西アンダーグラウンドの基盤を作っていった。しかし、ひとつの音源も残さぬまま、メンバーの多くが海外に渡るという形でカゲロウは空中分解してしまう。リーダーであった万超(バンチョウ)もニューヨークへ一時移り住むが、しばらくして帰国。
DJナペイは万超と同世代であるが、また違う場所から関西シーンを支えてきた天才トラック・メーカーで、大阪の韻踏合組合を始めとする若手MC達に積極的にビートを提供してきた。'01年、東京でアトミック・ボムに加わったものの、地元神戸に帰ってきていたドビンスキーも、彼のもとにビートをもらうため訪れたという。そこでつくられた曲が「表(神:戸)裏」(おもてこうべうらこうべ)で地元への愛を歌ったものだ。当然この曲は神戸を代表するMCによるマイク・リレーであるべきだ、ということで、声をかけられたのが、万超と、現在東京でイベント<托鉢>を主宰するゴクウ、さらにオーストラリアで活動した後に神戸でサムライ・スクワッド、リキッド・ハイらと水面鏡というクルーを結成していた若手MCのオールド・ナンバー・セブンだった。これがクウォーター・ノーツの誕生である。「表(神:戸)裏」は今は万超のデモ・EPか、ライヴでしか聴く事ができないが、既にそこはクラシックの風格がある。何とかして聴いて欲しい。それが君に新しい世界を教えてくれることになるだろう。
DJナペイは万超と同世代であるが、また違う場所から関西シーンを支えてきた天才トラック・メーカーで、大阪の韻踏合組合を始めとする若手MC達に積極的にビートを提供してきた。'01年、東京でアトミック・ボムに加わったものの、地元神戸に帰ってきていたドビンスキーも、彼のもとにビートをもらうため訪れたという。そこでつくられた曲が「表(神:戸)裏」(おもてこうべうらこうべ)で地元への愛を歌ったものだ。当然この曲は神戸を代表するMCによるマイク・リレーであるべきだ、ということで、声をかけられたのが、万超と、現在東京でイベント<托鉢>を主宰するゴクウ、さらにオーストラリアで活動した後に神戸でサムライ・スクワッド、リキッド・ハイらと水面鏡というクルーを結成していた若手MCのオールド・ナンバー・セブンだった。これがクウォーター・ノーツの誕生である。「表(神:戸)裏」は今は万超のデモ・EPか、ライヴでしか聴く事ができないが、既にそこはクラシックの風格がある。何とかして聴いて欲しい。それが君に新しい世界を教えてくれることになるだろう。