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スウィートボックスは1995年にドイツで結成されたポップスグループで、ロサンゼルスを拠点に活動している。メンバーは総合プロデューサーのハイコ・シュミットとサウンドプロデューサーのロベルト・ジオ・ローザン(2007年に脱退)、2人がプロデュースするボーカルという構成である。メインのボーカルはこれまでに何度も入れ替わっており、現在は日本人の福原美穂とバンド唯一の男性ボーカルであるラッパーのロジック・プライスという2人がメインボーカルを務めている。

1990年代の半ばまでにキンバリー・カーニーをボーカルとして2曲、さらにダーシャ・ブリッジズで2曲と、合計4曲のシングルを発表していたが、思うような成功はできなかった。3代目女性ボーカルのティナ・ハリスに変わった1997年、スウィートボックスはバッハによるクラシックの名曲「G線上のアリア」を大胆にサンプリングしたシングル曲「Everything's Gonna Be Alright」をリリースし、これが世界中のチャートを席巻する大ヒットとなる。現在でもこの曲はスウィートボックス最大のヒット曲である。ティナ・ハリスはアルバム『Sweetbox』の1枚だけで脱退してしまい、2001年から4代目女性ボーカルのジェイド・ヴァレリーが加入。ヴァレリーは歴代ボーカルでも最長となる7年間在籍し、5枚のヒットアルバムを発表した。

その後2007年からは5代目のジェイミー・ピネダが加入し、2012年までに2枚のアルバムを発売した。現在の福原とプライスは6代目になる。初期はヒップホップを中心とした楽曲が多かったが、「Everything's Gonna Be Alright」からは、ユニットのトレードマークとも言える、クラシック曲をサンプリングしたR&B調の楽曲にシフトした。

2013年、R&Bやクラシック、ダンスミュージック、ソウル、オペラまで取り入れた新たなアプローチで彩られたアルバム『#Z21』をリリースした

世界中で人気があるが、日本や韓国などのアジア圏で特に人気がある。

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