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音楽プロデューサー/アレンジャー/キーボーディスト。
1961年大阪生まれ。小学校入学後、5年間ピアノを習う。小学4年生の時、近所の中学生からビートルズを聴かされ、衝撃を受ける。中学へ上がると共にピアノレッスンをやめ、友人と部屋にこもってのオープンリールとカセットデッキ による多重録音に夢中になる。中学、高校時代は洋楽やフォークソングのカヴァー、オリジナル曲作り、さらにブラスバンドで ユーフォニウムを担当するなど、地味な音楽生活を送っていた。レコーディングに興味を抱いたのはこの頃から。

大学では軽音楽部に入り、当時大ブームだったジャズフュージョンの洗礼を受ける。その後「NANIWA EXPRESS」の青柳誠氏にピアノを師事し、同じくNANIWA EXPRESSの清水興氏率いる「HUMAN SOUL」に参加、自身のバンドや関西をベースにセッションワーク、アーティストサポート等、キーボーディストとして仕事を始め、22歳のときピアノトリオの演奏で初めてギャランティをもらう。

1990年、関西テレビのライブセッション番組「夢の乱入者」にレギュラー出演、ギタリストの渡辺香津美氏と出会う。メンバーは渡辺香津美(g)、清水興(b)、東原力哉(d)、島田昌典(key)の4人。この「夢の乱入者」バンドを通し1997年の番組終了まで、数々のアーティストとのセッションで“名演”を体験する。

1993年、渡辺香津美バンド「RESONANCE VOX」(渡辺香津美g、東原力哉d、バカボン鈴木b、 ヤヒロトモヒロper)に参加。平行してアレンジの面白さに目覚め、CMやアーティストの編曲を始める。さらに1991年、自身のユニットでSony Music Auditionでグランプリ受賞。これを機に東京へ活動拠点を移し、様々なセッションに参加、アーティストのサポートを始める。ムーンライダーズ白井良明氏のユニット、ジャズとサーフミュージックを融合した「サーフトリップ」(白井良明g、スカパラホーンズ、 佐藤研二b、香取良彦vib、ジミー橋爪d)に参加、白井氏の数々のスタジオワークでキーボーディストとしても参加する。

1997年、aikoのインディーズアルバム2枚をサウンドプロデュース、メジャーデビュー後もサウンド プロデューサーとして多くの楽曲に関わる。

2001年、自身のプライベートスタジオ「Great Studio」を立ち上げ、鍵盤楽器をはじめギター、ベース など数々のビンテージ楽器、録音機材を収集(特に復刻版メロトロンは島田サウンド必須のアイテム)。ここから数々のヒットソングを創作していった。自身のルーツともいえるビートルズからのブリティッシュサウンド、サイケデリックサウンド、バンド サウンド、アメリカのルーツミュージック、ストリングスアレンジ、などなど、影響を受けた幅広い音楽 からのスピリットを、自身のフィルターにかけて融合する、島田昌典ならではの「ひとひねりある」ポップサウンドは、今や多くのポピュラリティーを得て、特にアーティストから篤い支持を得ている。

根っからの音楽好きで、根っからの音楽職人。楽器収集家でもあり、楽器演奏家でもある。今日も また“新しい音”を求めて、こだわりの機材と共に、プロデュース、アレンジに没頭している。