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2007年3月に自身のバンドTWELLVEを脱退した阿部仁が発足した新プロジェクト。
あくまでシンガーソングライターとしての表現を中心に、アコースティックでも腰にくる独特のグルーヴ、シンプルでも現代的なサウンドと空気感を探して奮闘中。阿部仁による弾き語り、グルーヴを強調したバンド・セット、有機的なアコースティック・セットなど、様々な形態でライブを展開している。

阿部仁は、東京大学大学院進学、人類進化の研究に打ち込みつつ国立科学博物館の標本データの仕事や非常勤講師の職をこなす生活の中、TWELLVEのリーダーとしてデビューを果たすという異色の経歴を持つミュージシャン。

2006年4月より、自身の音楽の経験と大学院時代に学んだ脳神経科学や発達学の知識を活かし、乳幼児に世界の音楽を紹介する職業にもついている。

2007年3月、TWELLVEを脱退。同年4月に新プロジェクトracoustikを立ち上げ、より自分自身のビジョンを元にした新しい音楽の可能性に挑戦している。

racoustikという場所では、都会の中に存在する水や雲や樹々のある風景、それに折り合う人間感情やコミュニケーションの問題を、亜熱帯化する東京の現状にのせて表現していきたいと考えている。表現方法は音楽や活字表現に始まり、最近ではアートディレクションやデザインにも派生を見せはじめている。しかし、活動の中核はあくまで音楽であり、過去の研究も含めてほかの全ての活動や経験は音楽活動を行う上で必要な振れ幅であると自覚している。