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東京音楽隊は、海上保安庁音楽隊を前身とし、昭和27年海上警備隊音楽隊として発足しました。保安庁警備隊音楽隊、海上自衛隊音楽隊と名称を変え、昭和31年に現在の名称となり、海上自衛隊を代表する防衛大臣直轄の音楽隊として「隊員の士気高揚のための演奏」、「儀式、式典における演奏」、「広報演奏」を任務とし、日本国内にとどまらず、幅広い演奏活動を行っています。

今上天皇陛下即位の礼、皇太子殿下ご成婚パレードをはじめ、オリンピック、世界陸上競技会、万国博覧会等の国家的な行事に参加しており、“天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典”(平成21年)では奉祝演奏を行いました。

また、ロシア海軍300周年記念行事(平成8年)、大韓民国国際観艦式世界音楽祭(平成10年)、ノルウェー・ミリタリー・タトゥー2014(平成26年)等に招待され参加したほか、海上自衛隊が毎年実施している遠洋練習航海に隊員を派出し、世界各地の港を中心に音楽を通じての国際親善に貢献しています。

国内では定期・定例演奏会をはじめ、全国各地でのコンサート、世界吹奏楽大会、日本吹奏楽指導者クリニック、21世紀の吹奏楽“響宴”等への出演に加え、CD録音にも積極的に取り組んでいます。平成25年8月にリリースされた「祈り~未来への歌声」が、第55回日本レコード大賞企画賞、第28回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第6回CDショップ大賞クラシック賞を受賞しました。