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1970年代のフュージョンブームの中、ハワイ出身であり、女性ヴォーカルとホーンアンサンブルの融合サウンドで、フュージョン界での独自のポジションを築き、その心地よい声とサウンドにより、全世界を一世風靡したバンド。

70年代初めより“OX”というバンド名で活動をしていた、ボブ・ウィルソン、ラリー・ウィリアムスがホテルのラウンジで歌っているポーリンと出会い、スカウト。活動拠点をLAに移し、“島から吹く自由な風”を表す“Seawind”に改名しアメリカ西海岸を中心に音楽活動を続ける。リー・リトナーやハービー・ハンコックとの共演で有名なドラムスのハーヴィー・メイソンに認められ、1976年にデビューアルバム『シーウィンド』をCTIよりリリース。アルバム曲『The Devil is a Liar』がグラミー賞にノミネートされる。翌1977年に同じくCTIより第2作『太陽の伝説』をリリースし、その年初来日をする。この来日中に、本多俊之のリーダー作『バーニング・ウェイヴ』にゲスト参加。

帰国後A&Mに移籍し、1979年に『ライト・ザ・ライト』を発表、1980年にキーボートのジョージ・デュークのプロデュースにより『海鳥』をリリース。この4作目で事実上解散し、ボブ&ポーリン・ウィルソン名義による『サムバディ・ラヴズ・ユー』をリリースしているが、シーウィンドとしての活動はこの『海鳥』が最後となる。

2005年3月 LAにて再結成ライヴを行なう。再結成ライヴを期に、レコーディングをスタートする。

1980年アルバム『海鳥』から、29年の月日を経て、2009年4月22日、セルフカバーと新曲を加えた新録アルバム『REUNION』発売。