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1989年にヴォーカルのリチャード・アシュクロフトを中心に、イングランドのウィガンで結成。当初のバンド名は“Verve”であったが、アメリカの名門ジャズ・レーベルの権利関係の問題で、現在の“The Verve”へと改名する。1993年には1stアルバム『A Stome In Heaven』をリリース。1995年には2ndアルバム『A Northern Soul』をリリースし、バンドは大きな評価を受ける。中でも、ストリングスを大胆に導入した「History」は、話題の曲となった。ちなみにUKチャートでは13位にまでくい込んでいる。しかし、その後、リチャード・アシュクロフトとニック・マッケイブの確執により、バンドは解散。

リチャードはキーボードのサイモン・トンを加え、残されたメンバーとバンドの復活を試みる。しかし、新たなギタリスト候補が見つからず、1997年にリチャードが折れるかたちでニックがバンドに復帰。そして、1997年にUKチャートで初のトップを飾った名作アルバム『Urban Hymns』をリリースする。先行シングル「Bittersweet Symphony」は、イギリスだけでなく世界中で非常に高い評価を受けた。続く2ndシングル「The Drugs Don't Work」はUKチャートで初登場1位を記録。そして1998年のブリット・アウォードでは、ベスト・グループ、ベスト・アルバムを獲得した。しかし、1999年4月、リチャードとニックの関係悪化により、バンドは敢え無く解散。その後、ヴォーカルのリチャードはソロ・アーティストとして活躍。

2007年、オリジナルメンバーでライヴシーンに復活。2008年には4thアルバム『Forth」をリリース。サマーソニック’08のヘッドライナーとして、初の来日公演を行う。
2009年に3度目の解散を発表。

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