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フィラデルフィア出身のサンティゴールド(本名:サンティ・ホワイト)は、その音楽性、経歴、アティテュード、全てにおいて個性派女性アーティストである。 地元の大学で音楽を専攻した彼女はEPICレコードでA&Rとしてしばらく働くが、同郷のシンガー、Resのデビュー作『How I Do』(2001)を全面的にバックアップするため退社しフリーに。 その後、やはり同郷フィラデルフィアのパンクバンド=スティフドのヴォーカリストとして2枚のアルバム『Sex Cells』(2003)、『Burned Again』(2005)に参加。この頃ソロとしてのオファーを受けていた彼女は、最終的にナールズ・バークレイやキッド・シスター等を擁するNYの個性派レーベル=Downtown Recordsと契約。 2007年にシングル「Creator」「L.E.S. Artistes」を発表し話題となった彼女は、2008年に1stアルバム『Santogold』(当時はアーティスト名がSantogold/サントゴールドだったが後に改名)をリリースし、各方面で絶大な評価を得る。シングル「L.E.S. Artistes」は英Rolling Stone誌が選出する「Single Of The Year 2008」の第2位に、アルバム『Santogold』も同誌の「Album Of The Year 2008」で第6位にランクイン。 さらに英NME誌主催のNME Award USA 2008では「Best Breakthrough Artist」を受賞。 また、惜しくも受賞を逃したが2009年のBRIT Awardsでは「International Female Solo Artist」にノミネートされる大活躍。 数多くのコラボ作やライヴツアーを経て、2011年にヤーヤーヤーズのカレンOをゲストに迎えた久々の新曲「GO!」を発表した彼女は、2012年に入るとアルバムに向けて2曲の先行シングル=キテレツなアニメを駆使したPVも話題の「Big Mouth」と零度バックしたメロディが心地よい「Desparate Youth」を立て続けにドロップ。 一部ジャマイカで録音したと言われる待望の2nd『マスター・オブ・マイ・メイク・ビリーヴ』をUS、ヨーロッパでは4月末、日本は7月にリリースする。 ジェイ・Zの2008年のヒット曲「Brooklyn Go Hard」のサビに彼女の「Shove It」のフレーズが使用されたのを皮切りに、マーク・ロンソン、N.E.R.D、ベースメント・ジャックスらとコラボ楽曲を発表し、ツアーではビョーク、コールドプレイ、ジェイ・Z&カニエ・ウェスト、ビースティー・ボーイズらのサポート・アクトを行い、2012年前半は何とレッド・ホット・チリ・ペッパーズの“I’m With You Tour”のオープニングに抜擢される等、ジャンルを超えた数々の大物アーティストからフックアップを受ける彼女は現音楽シーンでも唯一無二の存在である。