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B.o.B.、本名はボビー・レイ。
ノース・カロライナ生まれ、アトランタ東部の町ディケーター育ちのMC。
少年時代はトランペットを習っていたという彼は、13歳でラップを始め、中学生の時に従兄弟とThe Klinicというグループを結成。地元アトランタでパフォーマンスをするようになる。高校卒業と同時にThe Klinicは解散し、彼はソロとしてやっていくことを決意。

2006年、18歳の時に地元アトランタの“キング”=T.I.が経営するクラブ「Crucial」でパフォーマンスをし会場を熱狂させた彼は、その1ヶ月後にはフロリダを代表する人気プロデューサー、ジム・ジョンシン(リル・ウェイン「ロリ・ポップ」、T.I.「ホワットエヴァー・ユー・ライク」、ビヨンセ「スウィート・ドリームス」等)が新たに立ち上げたレーベル=レベル・ロックを通じてAtlanticと契約を結んだという(その後、“若き帝王”T.I.率いるレーベル=グランド・ハッスルも参画することになり、Rebel Rock/Grand Hustle/Atlanticという異例の体制でのリリースとなる)。

こうして18歳でメジャー契約を勝ち取った彼は、2007年にデビュー・シングル「Haterz Everywhere」を発表。煽動的なフックがクセになるこの曲は、ビルボード誌の「Bubbling Under R&B/HipHop singles chart」で再考5位となるストリート・ヒットとなった。

翌2008年には往年のソウル・ナンバーを思わせる「I'll Be In The Sky」を発表。その年の暮れには人気雑誌「Vibe」の表紙を飾った他、「XXL Magazine」ではアッシャー・ロス、ワーレイ、チャールズ・ハミルトンらと共に「‘09年注目のアーティスト」として表紙を飾るなど、HIPHOPシーン期待の大型新人として話題を集める。

デビュー・アルバム『The Adventures Of Bobby Ray』の完成が待たれるなか、2010年に入り「Nothin' On You」を発表。全米シングルチャート2位(4/24付 The Billboard Hot 100)という大ヒットとなる。