プロフィール・バイオグラフィ・リンク

プエルトリコ生まれベルギー在住の29歳。高校を卒業後、母国を離れベルギーのゲントに移住し芸術を学びながら、いくつかのバンドを結成し音楽活動を始める。10代の頃はパンク・ロックが好きだった彼だが、ベルギーでの生活のなかで次第にサルサなどの母国の音楽への思いを強めていったという。プエルトリコに住む家族から送られてきたサルサのアルバムなどにも影響を受けた彼は、ラテン/カリビアンの要素を取り入れた音楽を作り始める。

その後ジョー・ボガード(テクノトロニック)と出会い、エレクトロニック・ミュージックの可能性に目覚めたガブリエルは、自らのラテン的要素とダンス・ミュージックを融合した作品の制作に取り掛かった。その結果がヨーロッパ全土で大ヒットとなったデビュー・アルバム『Ghost Boy』だ。

ラテン音楽はもちろん、ダンス・ミュージックやヒップホップ、ポップ、ロックなど多様な要素を貪欲に取り入れたこの作品は、ベルギーで 2004年にリリースされると高い評価を受け、その後2年間に渡ってチャートに食い込むという超異例のロング・ヒットとなった。

2006年にはヨーロッパ有数の音楽賞European Border Breakers Awardを受賞、ベルギーの有力紙Humoの読者が選ぶベルギーのベスト・シンガーに選ばれるなど、ガブリエルはデビュー・アルバム1枚でヨーロッパでの圧倒的な人気と存在感を確立したのだった。