ロバート・プラント、公演前にウォーミングアップしていたジョー・エリオットに一言

ロバート・プラントは、特に声のメンテナンスはしておらず、公演前にウォーミングアップもしないそうだ。それとは正反対の友人、デフ・レパードのジョー・エリオットが公演前のルーティーンに取り組んでいるとき茶々を入れたことがあるという。
『Los Angeles Times』のインタビューで、何十年も歌ってきてどのようにヴォーカルを管理しているのかと問われたプラントは、エリオットの名前こそ出さなかったものの、こう話した。「してない。僕はその場に行き歌うだけだ。アリソン(・クラウス)が仲良くしている有名なバンドのある男、僕にシュガーをかけるようなその男がバックステージで大騒ぎしているのは知ってる。一度、その場に行ったことがある。彼はものすごい音出してたよ。“なんで、そんなことしてるんだ?”って訊いたら、“ウォーミングアップ中だ”と。だから僕は、“ステージに上がるころには何も残ってないじゃないか”って言ったんだ」
プラントと度々共作しているブルーグラス/カントリー・シンガー、アリソン・クラウスはデフ・レパードの長年のファンで、デフ・レパードが5月に発表したニュー・アルバム『Diamond Star Halos』にゲスト参加した。エリオットはその経緯について、「ロバート・プラントと、サッカーのことなんかでテキスト(・メッセージ)をやり取りしてたんだ。彼から最近何してるんだと訊かれて、俺は“ニュー・アルバムを作ってる。でも、誰にも言うな”って答えた。そしたら、“アリソンには知らせたい。君らが彼女のお気に入りのバンドなのは知ってるだろ?”って言われて、“ああ、いいよ”って返してたんだ。その後、俺らのマネージャーが、彼女のマネージャーと話す機会があった。全く別のことについてだ。彼から同じことを言われたんだよ。“君らが望むなら、彼女は君らと何かやりたがるだろうって聞いた”とね」と『Rolling Stone』誌に話していた。
声の管理に無頓着であるらしいプラントは、3年前、アイスランドのフェスティバル<Secret Solstice>でレッド・ツェッペリンの「Immigrant Song」を28年ぶりに歌ったとき、「おお、まだできるとは思ってなかった」と自分でも驚いたそうだ。
Ako Suzuki
Robert Plant became a vocal icon with Led Zeppelin, his iconic falsetto as memorable as Jimmy Page's guitar riffs. But he doesn't do anything special to care for his voice. "I just go out and sing." https://t.co/3TXTYkHZiE
— Los Angeles Times (@latimes) August 17, 2022







