レッド・ツェッペリン、『Physical Graffiti』ラフミックスがオークションに

レッド・ツェッペリンが『Physical Graffiti』(1975年)をレコーディング中に使用した10インチのリール・テープが3月、オークションにかけられる。これまで発表されたことのないスタジオ・ミックスが収録されている。
これは、キッスやハート、UFOなどの作品で知られるプロデューサー/エンジニアのロン・ネヴィソンが所有していたもの。2本あり、ボックスに貼られたラベル(ロニー・レーンのMobile Stutioのもの)には「クライアント:レッド・ツェッペリン 題目:ラフ・ミックス エンジニア:R.N. 日にち:28-2-74」などと記されている。
1本には「Trampled Underfoot(5:40)」「Driving To Kashmir(8:50)」「Custard Pie(4:20)」「In The Light (Everyone Makes It Then)(7:18)」「Swan Song – Part 1(1:20)」「Swan Song – Part 2(1:20)」が、もう1本には「In My Time Of Dying(10:50)」「Sick Again(4:39)」「Desire(The Wanton Song)(4:10)」「Ten Years Gone(6:55)」が収録されているようだ。
レコーディング初期に録音されたもので、その後、タイトルを変更した曲があるのがわかる。また、サウンドは完成品とはかなり違っているそうで、ヴォーカルが入っていないものやドラムだけしか入っていないトラックがあるという。
オークションはアメリカにあるRR AUCTIONが開催。3月13~20日の間、彼らのサイト(rrauction.com)で入札を受け付ける。入札開始額は300ドル。どこまで上がるのだろう。
Ako Suzuki, London







