ロバート・プラント「中古車のセールスマンになると思っていた」

ロバート・プラントが、1960年代後半ジミー・ペイジに誘われヤードバーズのツアーに参加したときのことを語った。ギグはうまく行ったものの、プラントは当時、長続きするとは思えず、翌月には中古車のセールスマンにでもなっているのだろうと考えていたそうだ。
プラントはBBC 6ミュージックにこう話した。「僕はずっとボンゾと一緒にプレイしていた。僕らには誇張癖があってね、自分達がどれだけ素晴らしいか吹聴して周りをシラけさせることができた。でも、金がなくて、ボンゾはティム・ローズにジョインしたんだ」
「ヤードバーズとジミー・ペイジはアメリカでプレイしていた。キース・レルフが脱退しても、ジミーは続けたくて代わりのシンガーを探していた。そのときの僕は、まあ、物置の修理工みたいなことやってたよ…。とにかく、彼らは僕に会いに来た。エネルギッシュな奴を探してたんだ。僕はギターをプレイしないフロントマンだったから、都合よかったね。なんでもありみたいな感じだったよ。(ツアーの)後のことなんて考えてもなかった。どうせ来月は地元で中古車でも売ってるんだろうって思っていたから」
ロバート・プラントの予想とは裏腹に、ジョン・ボーナムが加わった彼らはその後、レッド・ツェッペリンと改名。ロック史上最も重要なバンドの1つが誕生することになる。
Ako Suzuki, London







