ロンソン、カイザー・チーフスの新作では得意技を使えず
カイザー・チーフスの3rdアルバムをプロデュース中のマーク・ロンソンが、アルバムの制作状況について語った。エイミー・ワインハウスやリリー・アレンの作品でファンキーなホーン・サウンドを大活用したロンソンだが、今回、その得意技は使えないらしい。
ロンソンはBBC 6ミュージックでこう話している。「バンドとの作業はいつだってチャレンジだよ。ドラム・マシーンの後ろで1人でビート作ってるのとはわけが違うからね。5人のメンバー、すなわち5つのエゴと才能をコントロールしなきゃならないんだよ。いまのところ、うまく行ってるけどね」
「(ホーンの使用は)ないね。“この曲には何があうと思う? ホーンだ”って言ったんだけど、ニック(・ホジソン/Dr)とリッキー(・ウィルソン/Vo)に“ダメだね、俺たちにロンソン技をはめることはできないよ”って言われたよ」
ロンソンはソロ・アルバム『Version』でカイザー・チーフスの「Oh My God」をカヴァーするなど、彼らの大ファン。過去のアルバム2枚を聴き込み、ライヴにも足を運んでいるという彼は、ニュー・アルバムにはライヴで発せられる彼らのエネルギーをもっと反映したいと考えているそうだ。
新作は今年終わりに完成するのではないかとみられている。
Ako Suzuki, London







