リンキン・パーク、ニュー・アルバムを語る
間もなく3rdアルバム『Minutes To Midnight』をリリースするリンキン・パークのマイク・シノダが、新作について語った。ラップ・ロック、ニュー・メタルと呼ばれることにウンザリしていたという彼ら。プロデューサー、リック・ルービンの助けを借り、境界線を越えることができたという。
ルービンの手がけたRUN D.M.C.やレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバムが大好きだったというマイクは、『Daily Mirror』紙のインタヴューでこう話している。「リックは人間ができてる。存在感があってね、彼がいると意識しないわけにはいかない。反応は少ないんだけど、鋭いんだ。ビッグ・アイディアをくれる。俺たち、(以前とは)違うサウンドにしたいって彼に言ったんだ。ラップ・ロックとかニュー・メタルって呼ばれるのにウンザリしてるって。自分たちが、そこに属してるとは思えなかった。彼は“君たちに限界がないのはわかってる”って言ってくれたよ」
リック・ルービンといえば、ついこの間、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーが彼との決別について語ったばかり。彼らの話では、ルービンはダメ押しが多かったということだが、リンキン・パークに対しては違うアプローチだったようだ。
また今回の作品では、マイクが歌詞を書いたものも多いそうだ。ブッシュ政権に対する批判するともとれる歌詞があるそうだが、彼はこう話している。「自分たちのことをポリティカル・バンドだとは思ってない。歌詞っていろんな意味を含んでるものだろ。君の解釈と俺の解釈は全く違うかもしれない。どっちがいいってわけじゃなくね。俺たちが書いたにせよ、他人の解釈もリスペクトしてるよ。曲は、みんなが聴いてくれて完成したことになる。みんなの曲との係わり合いが、曲の一部でもあるんだ」
『Minutes To Midningt』は5月14日リリース(日本発売16日)。「Wake」「Given Up」「Leave Out All The Rest」「Bleed It Out」「Shadow Of The Day」「What I’ve Done」「Hands Held High」「No More Sorrow」「Valentine’s Day」「In Between」「In Pieces」「The little Things Give You Away」の12曲が収録されている(日本盤ボーナス・トラックあり)。
Ako Suzuki, London







