──前回の来日はフェス(SUMMER SONIC)だったけど、今回の単独ツアーはクラブ・ギグでしたね。
レイ:実は、お客さんの反応が怖かったんだ。前回はかなり盛り上がっただろ? でも、それは俺達の力ではなく、フェスだったからじゃないかって、ちょっと心配していたんだ。だけど、うれしいことにお客さんの反応は、SUMMER
SONICで来たときと同じだった。みんな俺達のことが本当に好きなんだってことがわかってホッとしたよ(笑)。
──ライヴ、とても迫力があってすごく良かったですよ。みなさんにとってステージで一番大切なことってどんなことですか?
レイ:やっぱり自分達が楽しむことかな。俺達はCD通りに演奏なんてしないんだ。だって、それがライヴの醍醐味だからね。
──そう言えば、ライヴの前半、フランクが突然、マイク・スタンドを放り投げたでしょ。あれもライヴの醍醐味?
フランク:別にシナリオがわるわけじゃないんだけど。

レイ:でも、毎晩やるんだよな(笑)。
フランク:歌い終わったあと、ギターを弾くときに邪魔なんだよ。だから、ついつい放り投げちゃうんだ。
レイ:しかも、どこに飛んでいくかわからない(笑)。そのお蔭で毎晩、誰かが痛い目にあっているんだよ。
──ライヴを見て、改めて思ったんですけど、音楽のみならず、ビジュアルにもこだわりがあるようですね。
ジェラルド:ああ。俺達の曲の内容を反映しているという意味でビジュアルはすごく大切だよ。バンドを始めた頃はそうでもなかったんだけど、ツアーを続けているうちに、ただ曲を演奏するだけでは飽き足らずにビジュアルでも曲を表現するようになっていったんだ。
──対バンすることが多いパンク系やメタル系のバンドって、どちらかと言うと、Tシャツとかジーパンとかカジュアルなファッションが多いでしょ。
ジェラルド:今はそれが流行のファッションだからさ。自分達は音楽にしか興味はないって言っているつもりなんだろうけど、それって逆の意味でビジュアルを意識しているってことだろ? 俺達とはそこが違うよ。俺達はシャープなファッションをすることで、音楽を大切に思っているってことをアピールしているんだ。
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