さて、この日全体の流れだが。「今日は古い歌から新しい曲までてんこ盛りで演っていくので、盛り上がっていこうぜ!!」というMC通り、本編だけで20曲。2回のアンコ-ルも加えると、合計24曲2時間強というステージングを展開。「マグマ」や「L FIELD」、新曲の「レディオ」、「年中夢求」などなど、緩急の効いた爆走ナンバーを次々とブーストしていった前半部。「Peach L Time」では、ミラーボールが場内を照らす中、3拍子のリズムに合わせ、観客たちが一斉に手拍子しながら心地よく身体を揺らしていく光景も登場。「故郷を思い出しながら、聴いてください」と語るヴォーカルYUTAの言葉に続き流れてきた「IBARAKING」では、満員の観客たちが、熱々と唄いあげてゆくYUTAの声へ優しげな眼差しを向けながら聴き入っていた。他にも「Oi Oi コロンボイ」では、ラッパ型のカズーを使いブラスパンク風な表情を魅せたり。ラヴィアンローズの初期の代表作とも言える「カス」や「ほたるの光」では、ガチガチなパンキッシュ・ビ-トを叩き出しながらアグレッシヴなメッセージを投げかけていた姿も、印象深く飛び込んできた。
「ここからは、どんどん飛ばしていくぜ、よろしく~!!」。新曲「バラ色の人生」から始まった終盤戦でも、メタルコア・ナンバ-の「ZO-BO-」や、拳振り上げ熱狂しまくった「KANDA伝説」「2nd. L METAL」。そして、場内中の観客たちと共に大きな合唱の輪を作りながら一体化。熱い関係を築きあげたオーラス「愛の歌」まで、激しい攻めまくりなステージングを展開。