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清水靖晃、音の断片で創り出すサウンドスケープ
2004.06.09 00:01
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起承転結を必然的に目指すポップスとは正反対のベクトルを持った音楽。メロディ、ハーモニー、リズムの三要素が、 時にはうねりを作り、時には背離し、無音、残響、ノイズなどと結びついて空間を伝うアンビエント・ミュージック。 それが清水靖晃の作り出すマジック・サウンドである。
“庭”をテーマにした音の断片を紡いだアルバム『セヴンス・ガーデン』は、音が鳴り響く空間をも作品の一部ととらえた、 まさに音のインスタレーション(空間アート)である。様々な角度から聞こえる音のピースが寄り集まり、聴き手の心の中に それぞれの“庭”を作り出す。音が有機物になる。どことなく懐かしいサウンドや草や花の名前を織り込んだ歌詞は心を癒して くれる。目を閉じてそんな音楽を感じてみるのもいいものだ。
革命的なジャズ・ロックバンドのマライア、サキソフォネッツ、様々な映画やCM音楽など、常に音楽の最前線を駆ける 清水靖晃にフォーカス! 20年以上にも及ぶ音楽生活と最新作について大いに語ってもらった。
マライア~サキソフォネッツについて バッハについて 『セヴンス・ガーデン』について
●「Bach-SaxOrgan-Space」パフォーマンス映像 ●清水靖晃 メッセージ映像
『セヴンス・ガーデン』 VICL-61390 発売中 \2,800(tax in) 01. 雑草 02. Magic Stone 03. モモノハナ 04. 虫 05. 花が咲いたら 06. Industria Botanica 07. Elizabeth 08. 水滴 09. Destiny No.1 10. 雪
ひばり合唱団による雑草の名前のコーラスをつなぎ合わせた「雑草」、メロトロンのさざめきが懐かしいメロディを奏でる 「モモノハナ」、マライア時代の名曲を語りで聴かせる「花が咲いたら」、花の名前をイタリア語でソプラノ歌手が歌う 「Industria Botanica」。目を瞑って耳をそばだてると、音と音の間に漂う空気までもが感じられる。 「静寂は音の基本であり、無音をコンセプトにしている」(清水氏)というように、実際の庭そのものではなく、 空気感をも内包した精神の庭を表現した特異な作品。
清水靖晃 公式HPはコチラ www.yasuaki-shimizu.com
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Part.1 マライア~サキソフォネッツについて
Part.2 バッハについて
Part.3 『セヴンス・ガーデン』について
“庭”を音で表現したアルバムを清水靖晃がリリース