しっかり進化しながら自分達の本質を魅せた作品
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THE COLLECTORSの新作アルバム『SUPERSONIC SUNRISE』が2001年2月1日に発売、そして彼らが主軸となる新レ-ベル"WONDER GIRL RECORDS"が本格的に始動した。 このレーベルに対して、今回インタヴューに答えてくれた加藤ひさし氏(Vo)は、 「もともとこのレーベルは、THE COLLECTORSがリミックス盤やアナログ盤を出す時に使ってたレーベルなんですよ」と、軽い前置きを挟みながら語り始めた。そのレ-ベル設立の話を受けたところから進めていこう。 |
![]() 『SUPERSONIC SUNRISE』 TRIAD/HEATWAVE COCP-50465 2,940(tax in) 2001年2月1日発売! 1.A TASTE OF YOUTH 2.SHINE ON! STARDUST CHILDREN 3.MILLION CROSSROADS ROCK 4.恋のしわざ 5.LUNA 6.PUPPET MASTER 7.A WAY OF LIFE 8.遠距離通話サービス 9.ジェリーに相談 10.沈みゆく船 ●LIVE SCHEDULE |
加藤ひさし: ビートルズの"APPLE"然り、ポール・ウェラーの"RESPOND"然り、そういうバンド側でイニシアチヴを取っていくレーベルが欲しかったんですよ。まぁ、先の話になるんだろうけど、このレーベルからは、自分達だけじゃなく、他の面白いアーティストの作品も出せたらいいなぁとも思ってるし。確かに、レーベル設立と言うことで、まずは自分達が良い成績を残すことが先決なんだけど。でも、これまでハンコ4つ必要なとこを、2つで済むくらいの身軽さがあるぶん、今後いろいろと仕掛けてはいきますよ。 ――今、THE COLLECTORSが主軸となって開催してるイベント<MAGIC FUN FAIR>がありますよね。そこからの流れが、レーベルへ反映することもあり得るということですか? 加藤: ――ところで、2月1日に通算12枚目となるアルバム『SUPERSONIC SUNRISE』が発売になりますが、このアルバムは"ポップなTHE COLLECTORS""コアなTHE COLLECTORS"という、大きな2つの特性を持った内容になってますよね。とくに6曲目の「PUPPET MASTER」以降からのアルバム後半部分は、BACK TO ROOTS 的な匂いを感じさせる、とてもアーシーなスタイルが展開されてたから、すごく感激してしまいました。 加藤: ――もうここには、ポップなフレイバーをまといながらも、’60~’70年代ロック的な危ない香りを持った、大作ナンバ-が目白押しですもんね。その世界にハマッちゃうと、ホントに心地よくって、抜けられなくなるんですよ。 加藤: ――それは感じます。しかも、ポップな匂いを本質的に持ってるバンドなぶん、どんなにマニアックなことを演っても、決して自己満足的な音へ陥ることはないじゃないですか。そこがまたいいな~と思いますね。 加藤: ――(笑)。たとえば、壮大なコンセプト・アルバムを作ろうと思ったりはしないんですか? この『SUPERSONIC SUNRISE』を聴いてると、充分にその力量は備えてますけど。 加藤: ――えっ、もう40歳なんですか? 加藤: 取材・文●長澤智典 |











