“主張しない主張”…中山美穂の15年間《シングル・カップリング編》
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中山美穂がその初めての主演ドラマで、まるで“少年”のような、それでいて“こんなガールフレンドがいたらいいなぁ”という少女を演じたとき、多くの男性や少年は彼女に限りなく女を感じた。 野生味溢れる表情と、それでいて子猫のようなあどけなさを併せ持った少女の魅力は、あっという間に日本中を駆けめぐった。 それまでのアイドルとは趣を異とした、媚を売らない色気を携えて…。
それは意図してその位置に存するものでもなく、自分をその場所で見いだそうというものとは明らかに違う、“そうでなくては生きていけない、まるで無垢のまま自然にそこにしか生息できない”といったような、そんな「女性」をずっと見せつづけてくれた。 “主張しない主張”…しなやかさと凛としたフェロモンを漂わせる中山美穂の存在に、多くの女性が生き方を学ぶのも頷けるというものだ。 そんな彼女の15年間を2001年2月上旬に「中山美穂のベスト・アルバム」が発売される。 “シングル曲A面ベスト”“シングル曲B面ベスト”が各1枚、 そして、気になるそれぞれの収録曲は、なんとインターネット上からのファン投票による集計で決定されるというものだ。 駆け足ながら、彼女の15年間を振り返ってみたい。 |