【ライブレポート】FUNKY MONKEY BΛBY’S、デビュー20周年記念日にワンマンライブ開催。「ただただこの20年分の感謝の気持ちを歌に込めて全身全霊歌わせていただきます!」

2026.02.04 19:00

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FUNKY MONKEY BΛBY’Sが、1月25日にデビュー20周年を迎えた。今回は、全国ツアー<20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~>デビュー日当日香川公演のライブレポートを以下お届けする。

デビュー20周年を掲げ、2025年9月からスタートした<20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~>。ライブハウス公演を完遂し、12月から続くホール公演の中盤戦・1月25日のサンポートホール高松。この日、会場は特別な空気感に包まれていた。このツアー史上最幸と言っても過言ではないほどあたたかな祝祭ムードと、そこはかとなく漂う緊張感…そう、この日は正式な彼らのデビュー記念日だからである。

2006年1月25日に「そのまんま東へ」でメジャーデビューしたFUNKY MONKEY BABYS。ライブハウス公演がまだソールドアウトすらしない時代、ホームタウンの八王子に空気感が似ているからと四国を気に入り、何度も足を運んでくれた。伝説となった“卒業式サプライズライブ”をスタートさせたのもここ香川(小豆島・池田中学校)だったし、いきものがかりとの対バンライブを企画したのも四国だった。数えきれないほどの大切な瞬間と、一つずつ刻んだ歴史がこの場所にある。

もちろん周年を掲げたツアー1本1本が特別であることは間違いないし、全ての場所がかけがえのないものであることも間違いない。それでもここ香川がデビュー日に重なったことは、四国ベイビーズ(ファンの呼称)にとって最幸のギフトになったはずだ。「おかえりー!」「おめでとう!」「ありがとう!」という歓声が絶え間なく響き続ける。開演を告げる「小さな恋の歌」が流れると会場一体となって大合唱。爆音と共に20th ANNIVERSARYの文字が映し出され、オープニングムービーが始まった。懐かしい写真や映像を見ているとあの頃の感覚がフラッシュバックし、一気に心が当時へとワープする。まだ始まる前なのに胸がいっぱいになった。ライブがスタートすると、1曲目からボルテージは最高潮。「さあ、香川、飛び跳ねろ〜!」とファンキー加藤が煽ると、それに勝るとも劣らない勢いでレスポンスを返す客席。これこれ、この感じ!ファンモンのライブはこうでなくちゃ。後方からその光景を眺めていると、“サルピカちゃん” (ブレスレット型サイリウム)が東へ西へ一糸乱れず美しく会場を彩る。

「本日1月25日、我々デビュー20周年記念日と相成りました!! 特別なものは何も用意していません。ただただこの20年分の感謝の気持ちを歌に込めて全身全霊歌わせていただきます!」。割れんばかりの拍手の中、当時の熱量はそのまんまに円熟味を増したファンキー加藤の歌と、ソリッドに磨きがかかったモン吉のラップが響き渡る。前半から予想の右斜め上を行くパフォーマンスに「少し飛ばし過ぎじゃない!?」客席からはそんな彼らを気遣うような声も聞こえた。

「Lovin’ Life」。多くの卒業生の背中を押し、見送った想い出深い一曲。スクリーンに映し出されるサプライズライブの風景とも相まって、場内にはすすり泣く声が響く。歌い終えた後、涙を拭ったのか、それとも汗を拭ったのか深々とお辞儀をした加藤。そしてその加藤よりもさらに長い時間お辞儀を続けていたモン吉にも「モンちゃんありがと〜!」と感謝の言葉が飛んでくる。やっぱり皆同じ気持ちを噛み締めていたんだな。

「ケミちゃん見てるか〜」天井を仰ぐ加藤に、「死んでないよ〜!笑」と会場からの掛け声。「今日は突っ込まないって決めてるの」とモン吉。この節目にDJケミカルのことを想う2人の優しさが垣間見られ、ほっこりした気分になった。短めのMCを挟み、ここからは怒涛の展開へ。平成のヒット曲「告白」から令和のファンモン曲まで、まさにスペシャルな夜に相応しいセットリスト。改めて思う“本当に名曲だらけじゃないか!”まっすぐな歌詞を心地よいライムに乗せて最高にポップに落とし込む天才。なんだか当時よりも更に歌詞がダイレクトに入ってきて、いちいち琴線に触れるのは単純に私が歳を重ねたからなのか? いや、きっとそれだけじゃない。その答えになんとなく気が付いたのは、ライブが終盤に差し掛かってきた頃だ。

「あなたには人を幸せにする力がある、少なくとも俺達にとっては。そんな大切なあなたたちに歌わせてください」と終始ベイビーズ一人一人と向き合う姿が印象的だ。そして「ずっと一緒に歌ってくれたベイビーズがいたから俺達はずっと世界一の応援ソングを歌えているって、そんな勘違いを繰り返しながらの20年でした。でもそれはとても幸せなことでした。なんなら今でもその勘違いを大切に胸に秘めて歌っている自分がいます。歌ってくれるあなたがいます。世界一の応援ソング皆で歌っていきましょう!『ちっぽけな勇気』」。大合唱が巻き起こる空間で、この曲を口ずさみながらふと思う。時代や環境が変わっても、揺るぎない信念が歌詞に宿っているからこそ、言葉は生き続け、今もなおこうして新たな感動を与えてくれるのだと。そうか、ファンモンもそしてベイビーズもあの頃から何一つ変わることなく「いつまでもこの気持ちだけはそのまんま」なんだな。これぞ、相思相愛。鳴り止まない拍手と、興奮覚めやらぬ中、ステージから去っていく2人に大声で伝えたい、変わらず在り続けてくれてありがとうと。

本編終了後には客席のベイビーズとDJバカムスコ翔からのサプライズで、「ファンモン20周年おめでとう〜!」の言葉と共に祝福のケーキが登場。「皆知ってたの? いつ練習したの?」と驚く2人。そして1月25日はモン吉ソロデビュー10周年というダブルでのお祝いも。お互いのソロ活動があってこその20周年、互いを称え合い握手を交わす姿に惜しみない拍手が贈られる。

そしてここでなんとサプライズ発表が。2026年にメジャーデビュー20周年を迎えるFUNKY MONKEY BΛBY’Sといきものがかりが、互いのメジャーデビュー20周年を記念して、対バンライブを敢行するというのだ。6月20日、21日に東京ガーデンシアターにて2デイズ開催することが全国告知よりも一足先にアナウンスされた。ここ四国だからこそのイカした演出である。

アンコールではタオルをぶん回し、最後までトップギアで楽しみ続けたファンキー加藤&モン吉、そしてベイビーズ。客電が点灯し、この上なく満足そうな顔で会場を去るベイビーズの笑顔は眼福だった。続けることの素晴らしさ、その恩恵はきっと彼らが一番分かっている。これから先も、ただそれだけで、でもそれがすべて。

文◎aco yamazaki
写真◎Daisuke Sakai

◾️<FUNKY MONKEY BΛBY’S × いきものがかり 20周年対バンライブ 〜あの日の約束ハタチまSHOW!!〜>

2026年6月20日(土)、21日(日)東京ガーデンシアター
特設サイト:https://www.funkymonkeybabys.com/feature/20th_twomanlive
※その他詳細は特設サイトにて後日発表。

◾️<FUNKY MONKEY BΛBY’S 20th anniversary TOUR 〜そのまんま東へ西へ〜>

※終了公演は省略
2026年2月14日(土)開場16:00/開演17:00 [熊本]市民会館シアーズホーム夢ホール
2026年2月23日(月・祝)開場16:00/開演17:00 [神奈川]相模女子大学グリーンホール 大ホール
2026年3月1日(日)開場16:00/開演17:00 [岡山]岡山芸術創造劇場ハレノワ大劇場
2026年3月15日(日)開場16:00/開演17:00 [埼玉]大宮ソニックシティ 大ホール
2026年3月22日(日)開場16:00/開演17:00 [大阪]オリックス劇場
2026年3月28日(土)開場16:00/開演17:00 [宮城]仙台サンプラザホール
2026年4月4日(土)開場16:00/開演17:00 [東京]J:COMホール八王子
2026年4月5日(日)開場16:00/開演17:00 [東京]J:COMホール八王子
2026年4月19日(日)開場16:00/開演17:00 [北海道]札幌市教育文化会館(大ホール)
2026年4月30日(木)開場17:30/開演18:30 [愛知]Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2026年5月9日(土)開場16:00/開演17:00 [福井]福井フェニックス・プラザ エルピス大ホール
2026年5月24日(日)開場16:00/開演17:00 [東京]昭和女子大学人見記念講堂

◆チケット料金
・ライブハウス公演(スタンディング):6,800円(税込)
※ドリンク代別途必要
※4歳未満入場不可/4歳以上有料

・ホール公演(指定席):8,900円(税込)
※4歳未満入場不可/4歳以上有
https://www.funkymonkeybabys.com/feature/fmb_20th_tour