【ライブレポート】鷲尾伶菜、自身最⼤規模の全国ツアー「みんなの笑顔が今日も明日もずっと続きますように!」

2025.12.23 19:03

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鷲尾伶菜が、自身最⼤規模となる全国ツアー<Reina Washio Zepp Live Tour 2025「freivor」“Request Live part2”>を開催。

12月14日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行われた東京公演では、ファンのリクエストに応えたほか、Dream AmiとDream Shizukaをゲストに迎えてE-girls時代の楽曲をコラボ。クリスマスメドレーも披露され、この1年を締めくくるに相応しい充実した内容でファンを楽しませた。

ミニアルバム『freivor』の1曲目「TOP NOTE feat. SOOJIN」で幕を開けたライブ。キャンドルなどが飾られたテーブルに横たわりながら歌うパフォーマンスで観客を魅了すると、間髪入れずE-girlsの「PainPain」、さらにドラマ主題歌にも起用された「So Addictive」などダンスナンバーを次々と繰り出す。男性ダンサーの膝に王女のように座る振り付けがあるなど、ミステリアスさと力強さを纏ったボーカル&パフォーマンスで会場を釘付けにした。

会場の歓声に「今日はたくさんの思い出を作りましょう!」と応え、このライブのために多くのリクエストが集まったことに感謝し、「みんながリクエストしてくれた曲がどこに入っているか楽しみにしていてくださいね!」とコメント。

バラードのコーナーは鷲尾伶菜「煌めき」でスタート。ソロ曲部門でリクエスト1位だったという同曲を、アコースティック調のサウンドに乗せてしっとりと儚げに歌い上げる。このコーナーではFlowerの楽曲もセレクトされ、「白雪姫」はファルセットを交えながら情感たっぷりに歌い上げ、ダンサーによるコンテンポラリーダンスも手伝って切ない世界観が会場に広がった。

ステージが暗転しE-girlsの「サヨナラ」のイントロに続いて、ステージに照明が付くと鷲尾と並んで、そこにはDream Shizukaの姿が。ShizukaとはE-girlsの「好きですか?」も披露し、サビやハモりのパートで向かい合ってタイミングを取った姿も印象的。クールで情熱的な鷲尾と、包み込むような温かさを持ったShizukaという、異なる個性を持った2人の共演に涙する観客の姿もあった。

ダンスゾーンでは鷲尾もキレのあるパフォーマンスを披露し、E-girlsの「DANCE WITH ME NOW!」では、ダンサーのソロパフォーマンスやコール&レスポンスで大いに沸いた会場。その勢いのまま「もう1人のゲストDream Ami!」と呼び込まれ、大歓声のなか登場したAmi。彼女を迎えて歌った「自由の女神 ~ユーヴライア~」では、鷲尾の「ジャンプジャンプ!」の掛け声に観客は手を挙げてジャンプ。さらに「Follow Me」では、手を口に当てる振りとともに「O-O-O-Oh」と歌うコーラスを会場全体で大合唱して会場が1つになって盛り上がった。

この日は季節柄もあってクリスマスメドレーも披露。鷲尾の白のモコモコの衣装に会場からは「カワイイ!」の声。ダンサーは赤いサンタ衣装に着替え、ステージには巨大ツリーも登場した。このコーナーではiScreamの「ホワイト・ラブ」やE-girlsの「Mr.Snowman」などが披露され、「いつかこのメドレーを思い出して、“2025年のクリスマスは鷲尾ちゃんと過ごしたな”って、いつでも思い出してほしい」との言葉も。

ライブ終盤にはDream AmiとDream Shizukaを再び呼んで、トークを繰り広げて会場を沸かせた。E-girlsの活動終了後3人でステージに立つのは初めてとのことで、「同じステージに立つのが夢だった」と話す鷲尾に、「ちょっと大げさじゃない?」と笑った2人。「いきなりアカペラのバラードで緊張した。私も“イエー!”って言いながら出たかった(笑)」とShizuka。「サヨナラ」は久々に歌ったそうで「あのとき(2014年のE-girlsのライブで)回ってましたよね」(鷲尾)など振り返ると、「また一緒に歌えてうれしい。こういう機会をいただけてありがたかった」とShizuka。

一方、10月に開催されたDream Amiのライブに鷲尾がゲスト出演した経緯から、「私は10月ぶり。早くない(笑)? でも楽しませてもらってます」とShizukaとは真逆なテンションのAmiに、鷲尾は「Amiさんはお忙しいから(笑)、なかなかきてくれないんですよね!」と冗談で和ませ、会場が笑いに包まれる場面も。和気あいあいとした雰囲気に会場はほっこりとした空気に包まれた。

3人で歌ったのは『私とドリカム -DREAMS COME TRUE 25th ANNIVERSARY BEST COVERS-』でカバーした「うれしい! たのしい! 大好き!」。「選曲にすごく悩んだけど、みんなで盛り上がれる曲がいいと思って!」と鷲尾。リラックスした雰囲気で、手を振るなどのファンサービスを交えながら歌った3人。Amiが鷲尾の肩を抱きながらShizukaに“おいでおいで”とやると、Shizukaが駆け寄って3人が顔を寄せ合ったシーンは、3人の“うれしい! 照れくさい! 大好き!”な関係性が感じられた。

本編は『freivor』に収録の「LAST NOTE」とFlowerでカバーした「やさしさで溢れるように」で締めくくった。「LAST NOTE」に込めた思いとして、「どこかで輝かしかった過去にすがりつきたい自分もいるけど、そんな自分に“1人でも大丈夫、1人でも輝ける”と肯定して、背中を押し続けてくれる歌。前を向きたい方、強くなりたい方へ、心を込めてお届けします」とコメントした鷲尾。英語と日本語が入り交じった歌詞に、洋楽のようなサウンドとメロディの同曲。感情をさらけ出すようなエモーショナルな歌声と、力強く真っ直ぐ前を向く姿には、彼女の覚悟のようなものを感じて胸を打った。そしてファンへの感謝を込めて選曲した「やさしさで溢れるように」。考え抜かれた絶妙な選曲だ。

アンコールでは「イヤモニを外さなくてもみんなの声が聴こえてうれしかった」と、会場を埋め尽くす大歓声に応えた鷲尾。Flower部門で1位だった「CALL」は撮影OKということで、「私のビジュ大丈夫?崩れてない?」と笑いを取りながらも、身振り手振りを交えながらしっとりと、しかし力強くこの切ないバラードを歌い上げる。そして最後はE-girlsの「Smile For Me」。客席にマイクを向け「この時間は宝物」という歌詞を一緒に歌い会場が1つになった。鷲尾からは「みんなの笑顔が今日も明日も、ずっと続きますように!東京最高大好き!」との言葉が贈られた。このツアーは21日の福岡・Zepp Fukuoka公演で終幕する。

MCでは「自分でも成長できているツアー」と語っていた鷲尾。ミニアルバム『freivor』では「LAST NOTE」など多くの曲で作詞に参加した。また、1月から放送のTVアニメ『エリスの聖杯』オープニングテーマ「Happy Ever After feat. 由薫」への起用も発表済みだ。このツアーの思い出と経験を胸に、2026年は鷲尾伶菜の新たな展開が期待できそうだ。

Mini Alubum『freivor』
2025年11月19日(水)発売

■完全生産限定盤
品番 : POCS-230923
(品番詳細 CD:POCX-35017 / GOODS(フォトブック):POZX-35005)
定価 :¥6,600(税込)
フォーマット : CD +フォトブック+封入特典(ステッカーシート/免許証風トレカ/リリックブック)

■通常盤
品番 : POCS-23065
定価 :¥2,200(税込)
フォーマット : CD+封入特典(トレカ)

【店舗別購入者特典】
Amazon.co.jp:メガジャケ
セブンネットショッピング:アンブレラマーカー
全国応援店:B3カレンダーポスター

<Reina Washio Zepp Live Tour 2025 「freivor」>
11月22日(土) 開場 17:00 / 開演 18:00 北海道:Zepp Sapporo
12月04日(木) 開場 18:00 / 開演 19:00 愛知県:Zepp Nagoya
12月05日(金) 開場 18:00 / 開演 19:00 大阪府:Zepp Namba
12月14日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00 東京都:Zepp Haneda
12月21日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00 福岡県:Zepp Fukuoka

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