3週連続メタリカ特集、第2部 ジェイソン脱退、ジェイムス入院──そして新生メタリカへ
発売2週目にして、オリコン・アルバム・チャート1位を獲得した『セイント・アンガー』。11月には来日公演を果たすMetallicaのロング・インタヴューが到着した。ジェイソン脱退、そしてバンド内の亀裂、ジェイムスはアルコール依存症で入院……、解散という文字がよぎる。そんな中、彼らはどのようにバンドを建て直し、そして会心の傑作アルバムを作り上げたのだろうか? 米LAUNCH.comのロング・インタビューでその核心に迫る。
第1部 バラバラになっていくバンド……、メタリカ解散の危機 6/19掲載
第2部 ジェイソン脱退、ジェイムス入院──そして新生メタリカへ 6/28掲載
第3部 今、振り返るナップスター訴訟、そして『St.Anter』を語る 7/5掲載
以下がインタヴュー内容だ。
──一連の個人的な変化は、新譜に反映されていますか?
JAMES:あぁ、個人的に、あるいはバンド全体で乗り越えてきた変化のすべてがね。復帰する時、俺はこの雰囲気にまた足を踏み入れることにかなり不安を抱えていた。シラフのままでいられるだろうか。昔とは違う俺にとって、それはどういう意味を持つんだろうか。しかもツアーを控えていたから、それも不安だったんだ。そんな恐怖心を吐き出す、つまり話をするのは良いことだった。何を考えていたんだろうな、俺は。人が俺の考えを読みとってくれるとでも思ってたんだろうか。コミュニケーションてやつが、俺にはなかったんだよ。人と繋がるのは苦手だった。歌詞なら吐き出せたんだけどな。以前の歌詞を振り返って読んでみると、自分の言いたかったことが改めてわかる。
今回(『St.Anger』)の歌詞はというと、みんなで話をして、お互い腹を割って、弱いところも曝け出したことで俺たちは不思議と強くなっている。自分たちに対して、よりオープンでいられるようになった。ブラック・アルバム(『Metallica』)以降、歌詞的には内側に向かっている自分を俺は感じていたんだ。人間の破綻ぶりに共感する、というかね。今はBobも含めて全員で歌詞を書いている。リフのひとつも、これからやろうとしていることのアイディアを書きとめたもののひとつもない状態で集まるんだ。
そして、「どうだい、ここの音響は? とりあえずジャムってみようか」って感じで演奏を始め、その瞬間を形にしていく。どんな曲にするべきか、なんていう想定はなしでね。『St.Anger』は何もないところから組み立てていったんだ。エゴもなければ、結果にもあまりこだわらなかった。良いものにしたいとは思っていたが、とにかく自由に、自然に自分たちの感情を露呈したのがこれなんだ。
なお、音楽情報サイトBARKSに記事全文が掲載されている。
../feature/?id=52321686
第1部 バラバラになっていくバンド……、メタリカ解散の危機 6/19掲載
第2部 ジェイソン脱退、ジェイムス入院──そして新生メタリカへ 6/28掲載
第3部 今、振り返るナップスター訴訟、そして『St.Anter』を語る 7/5掲載
以下がインタヴュー内容だ。
──一連の個人的な変化は、新譜に反映されていますか?
JAMES:あぁ、個人的に、あるいはバンド全体で乗り越えてきた変化のすべてがね。復帰する時、俺はこの雰囲気にまた足を踏み入れることにかなり不安を抱えていた。シラフのままでいられるだろうか。昔とは違う俺にとって、それはどういう意味を持つんだろうか。しかもツアーを控えていたから、それも不安だったんだ。そんな恐怖心を吐き出す、つまり話をするのは良いことだった。何を考えていたんだろうな、俺は。人が俺の考えを読みとってくれるとでも思ってたんだろうか。コミュニケーションてやつが、俺にはなかったんだよ。人と繋がるのは苦手だった。歌詞なら吐き出せたんだけどな。以前の歌詞を振り返って読んでみると、自分の言いたかったことが改めてわかる。
今回(『St.Anger』)の歌詞はというと、みんなで話をして、お互い腹を割って、弱いところも曝け出したことで俺たちは不思議と強くなっている。自分たちに対して、よりオープンでいられるようになった。ブラック・アルバム(『Metallica』)以降、歌詞的には内側に向かっている自分を俺は感じていたんだ。人間の破綻ぶりに共感する、というかね。今はBobも含めて全員で歌詞を書いている。リフのひとつも、これからやろうとしていることのアイディアを書きとめたもののひとつもない状態で集まるんだ。
そして、「どうだい、ここの音響は? とりあえずジャムってみようか」って感じで演奏を始め、その瞬間を形にしていく。どんな曲にするべきか、なんていう想定はなしでね。『St.Anger』は何もないところから組み立てていったんだ。エゴもなければ、結果にもあまりこだわらなかった。良いものにしたいとは思っていたが、とにかく自由に、自然に自分たちの感情を露呈したのがこれなんだ。
なお、音楽情報サイトBARKSに記事全文が掲載されている。
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