Napsterへ閉鎖命令

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 7月26日、ユーザーが無料で音楽を交換できるインターネットでのサービスを行っているNapsterに対し、連邦地裁より閉鎖命令が下った。今年初頭にDr. DreMetallicaが著作権侵害でこのインターネット会社を訴えていた。

 7月26日(水)、Recording Industry Association of America(RIAA/米国レコード産業協会)の弁護士は、違法ダウンロードを止めさせる為、またインターネットで音楽を得るのは合法だと思い始めているユーザーの意識を変えさせる為にもNapsterに対し即刻禁止命令が出されるべきであるとし、一方Napsterの弁護士は(コピー)録音が行われることイコール著作権侵害ではないとしていた。今回の裁判の中で、もしNapsterに対し禁止命令が下されなければ、係争にかかる6ヶ月の間に3600万件の音楽のダウンロードがなされると推定されていた。

 この裁判は、インターネット技術支持者と知的財産所有権主張者との間で公に法廷で争われた初の例である。Napsterは大手のレコード会社と共に仕事をしたいと最近語っていたが、両サイドによる目立った同意は一切なされていない。多くの産業評論者たちは今回のような決定は、現在、無法状態となっているオンラインミュージックに関して先例を示すものになるだろうと言っている。今回の決定はレコード産業にとっては先行きの良いものとなったが、多くの人々はオンラインミュージック交換への影響は少ないとみている。というのも、Napster以外にも同様の方法で音楽の無料交換が出来るウェブサイトが多く存在しているからである。

記:Soren Baker、ロスアンジェルス
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