フェンダー、Blink-182トム・デロングのシグネイチャーモデル第2弾スターキャスターを発売
フェンダーが、ポップパンクのアイコンであるBlink-182のトム・デロングのシグネイチャーギター第二弾『Tom DeLonge Starcaster』を発売した。
Seymour Duncan Custom SH-5ピックアップを搭載し、オフセットのセミホロウボディデザインを採用したこのモデルは、トムがBlink-182と共に世界中のステージでかき鳴らしているサウンドと同様の歯切れの良いパワーコードやクランチ感溢れるリフプレイに最適な高出力トーン。トムが多彩なサウンドを実現するために70年代に発売されたStarcasterに惹かれたのはごく最近のことで、2022年に初めてこのモデルを自身のステージで使用した。その演奏をきっかけに、シグネイチャーギターの発売を熱望した多くの熱狂的ファンが、レプリカを作ろうと自宅にあるSquier Starcasterギターを改造するほど、その人気は瞬く間に広まっていったという。
トム・デロングは、「このギターが本当に大好きなんだ。今まで作られた中で最もクールなギターだよ。まずこのギターが“Starcaster”と呼ばれていることが一番重要なことだ。このギターのサウンドは僕を宇宙に連れて行って想像を広げてくれるんだ」と熱く語っている。「オリジナルのStarcasterにいくつか変更を加えてみたよ。エレクトロニクスを簡素化し、70年代のFenderラージヘッドを採用することで重さのバランスを整え、デザインもギターのモダンな雰囲気にマッチするようにマットのフィニッシュとブラックのクロムハードウェアを選り分けたんだ。このギターは、僕のプレイヤーとしての進化だけでなく、これまでの音楽の旅路とアイデンティティを象徴しているよ」と話している。
Fenderとトムの初コラボレーションは2002年に発売された『Tom DeLonge Stratocaster』。このモデルは、簡素化した機能と鮮やかなカラーリングで、2000年代初頭のトムのプレイスタイルを象徴しており、大きな反響を及んだ2022年Blink-182の再結成によるかつてないほどの需要に応え同年に再販された。一方、最新のシグネイチャーギターは、スケートパンクからスペースロック、そして再びスケートパンクへの回帰といったプレイヤーとしてのトムのギターの進化をオマージュしている。
『Tom DeLonge Starcaster』は、オフセットセミホロウボディデザインを採用し、高出力トーンを提供するSeymour Duncan Custom SH-5 Duncanハムバッカーを搭載。トレブルブリード回路を備えたシングルマスターボリュームというシンプルなコントロールは、楽器本来のハイエンドを保ち、煌びやかなクリーントーンとエッジの効いたドライヴサウンド。ミディアムジャンボフレットと12インチラジアスローズウッド指板を備えたModern“C”シェイプネックは、快適でモダンな演奏性を実現。その他、Fenderロッキングチューナー及びストップテイルピース付きのフルアジャスタブルブリッジにより、クラシックなルックスと柔軟なセットアップ調整、優れたチューニングの安定性を実現。ヘッドストック裏とネックプレートには、トムのオリジナルシグネイチャーアートワークとカスタムネックプレートがあしらわれている。カラーは、Satin Shoreline Gold、Satin Surf Green、Satin Olympic White、Satin Shell Pinkの4色をラインナップ。
製品情報
市場想定売価:181,500円(税込)
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