ENGINE DJより、ENGINE OS V1.6のパブリックベータ版をリリース。DROPBOXとBEATSOURCE LINKのクラウドストレージにアクセス可能に

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「Engine DJ」が、Engine OS v1.6のパブリックベータ版を発表した。この最新バージョンでは、DJが任意のEngine OSデバイスから直接DropboxおよびBeat Source LINKサービスにアクセスできる。またEngine OS v1.6すべてのデバイスでビートグリッドが使用可能になり、Prime 4にはトラックプレビューが追加される。さらに、Engine PRIMEにはDropboxとの互換性とビートグリッド、Serato DJ Proとrekordbox 5からのビートグリッド・インポートなどが追加される。

Engine OSとEngine PRIME v1.6のパブリックベータ版は本日よりDenon DJフォーラムページにてフリーダウンロードが可能。Denon DJはユーザーのニーズに応える最新の機能とワークフローの開発を目指している。

Engine OSでDropboxの個人用クラウドストレージが使用可能に。Dropboxとの統合により、Engine PRIMEからクラウドストレージに保存した楽曲データをEngine OSデバイスから、世界中のどこからでもストレージの楽曲データにアクセスすることが可能。ストリーミングサービスと同様に、クラウドからロードされたトラックは、再生する前にダウンロードが完了する設定になっており、万が一インターネット接続が切断されても再生が中断されることはない。


Beatsource LINKストリーミングサービスに対応し、幅広いジャンルの楽曲データにアクセスが可能に。世界中のトップレコードレーベルと提携しているBeatsource LINKを使用すれば、DJプレイに特化した様々なジャンルの楽曲データをEngine OSデバイスで使用可能になり、ブラウジング、楽曲データの検索や再生もコンピュータなしで行うことができる。Beatsource LINKには、(128kb/s AAC)と(256kb/s AAC)の2つの再生オプションを用意。他のストリーミングサービスと同様、BPM、キー、ホットキュー、ループなどのパフォーマンスデータはソースドライブに保存され、次にトラックがロードされたときに即座に呼び出されることになっている。

Engine PRIME v1.6ではテンポが変則的な曲や複数のBPMを持つ曲に手動でビートグリッドを追加することが可能に。テンポマーカートラックを全体に配置して、トラックのBPMを変更したり、変動するテンポを手動で修正したりすることができる。この機能は、古いレコードから取り込んだオーディオデータのビートグリッドを調整したり、トランジションのアップ/ダウンのあるトラックやマルチジャンルトラックなど意図的なテンポ変更があるトラックに、複数のテンポセクションを割り当てる際に便利だ。


またPrime 4ではライブラリから直接トラックをプレビューできるようになった。v1.6のトラックリストにはデッキにトラックをロードせずに素早くトラックをプレビューするための新しいニードルドロップ機能が追加され、トラックリスト名をクリックするだけでトラックのプレビュー再生が可能。またプレビュー中のトラックがオーディエンスに聞こえないよう、Cue Mixのみでトラックをプレビューすることが可能だ。これらの機能によってプレイしたい曲がいち早く識別できるようになった。

なおEngine OS v1.6のβ版は、Denon DJフォーラムページからダウンロードできる。

※ご注意:Engine OS v1.6のパブリックベータ版のリリースであり、正式リリース前のものとなりますのでご了承ください。Engine OS v1.6の機能は、予告なく変更される場合がございます。他のベータ版と同様、テストを行う前にオーディオコレクションのバックアップを作成し、管理された環境でのみ使用してください。ご意見ご質問等ございましたら、SNSではなくDenon DJフォーラムページへご報告いただけますようご協力願います。

◆inMusic Japan オフィシャルサイト
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