ボブ・キューリック、急逝

ポスト

キッス、ミート・ローフ、W.A.S.P.などとプレイしてきたギタリストのボブ・キューリックが亡くなった。死因は明かされていない。70歳だった。

弟のブルースは5月29日(金)、「兄ボブ・キューリックの訃報を伝えねばならず、胸が張り裂けそうだ。彼の音楽への愛、ミュージシャン、プロデューサーとしての彼の才能はずっと称えられるべきだ。この辛い時期、どうか、キューリック家のプライバシーを尊重して欲しい。RIP」と、Twitterを通じ、兄の死を伝えた。


ボブ・キューリックは70年代初めにキッスのギタリストのオーディションを受け、最終的にはエース・フレーリーが抜擢されたが、ポール・スタンレーとジーン・シモンズから高く評価され、後にキッスのアルバム『Alive II』(1977年)、『Killers』(1982年)、スタンレーのソロ・アルバム『Paul Stanley』(1978年)などでプレイした。

セッション/ツアー・ミュージシャンとして活躍し、ルー・リードの『Coney Island Baby』(1975年)やミート・ローフ、W.A.S.P.、マイケル・ボルトンなど多数の作品に貢献、様々なミュージシャンのツアーでプレイしてきた。彼がプロデュースしたモーターヘッドの「Whiplash」はグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンスを受賞している。2017年には初のソロ・アルバム『Skeletons In The Closet』を発表していた。

キッスのSNSには、「悲しみに打ちひしがれている。この辛い時期、キューリック家へ心からお悔やみを」との追悼の言葉が掲載された。


Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報