カナダの博物館、カーク・ハメットのホラー/SF映画コレクションを展示

ポスト

カナダ・トロントにあるロイヤルオンタリオ博物館は、2019年7月から半年間、メタリカのギタリスト、カーク・ハメットが収集してきたクラシック・ホラー/SF映画のポスター、アートワーク、小道具、衣装などを展示する<It's Alive! Classic Horror And Sci-Fi Art From The Kirk Hammett Collection>を開くそうだ。

◆カーク・ハメット画像

同展覧会は、昨年、米マサチューセッツ州にあるPeabody Essex Museumで開催されたもので、これを機に、世界各地の博物館で展示されていくのではと期待されている。

「5歳でホラー映画にはまって、6歳のときからモンスター雑誌やコミックスなんかを集めてきた」というハメットは、2012年にそのコレクションをまとめた『Too Much Horror Business: The Kirk Hammett Collection』を出版。2017年には展覧会と同名の本も出した。

ハメット(G)は2014年に米カリフォルニア州で開かれた<ミルバレー映画祭>にスペシャル・ゲストとして出演した際、お薦めの映画に1970年代のカルト映画『Dracula Vs. Frankenstein』を挙げ、へヴィ・メタルとホラー映画の類似性についてこう語っていた。

「へヴィ・メタルとホラー映画は同じ源から派出している。同じ種から生まれ、同類のビジュアルやテーマ、似たようなものをいろいろ持っている。僕にとってホラー映画の魅力の1つは、犠牲を払わずして死と接することができるところなんだ。実際に経験することなく、死を消化できるっていうのかな。恐ろしい状態へ自分を追い込むんだけど、それは楽しむためだ。優れたホラー映画を見てると、アドレナリンが放出される。僕にとっては、いいことだ。最高だよ。アクション映画が好きな人もいる。僕はホラー映画だ」

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報