レッド・ツェッペリン、「天国への階段」著作権訴訟、陪審に

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米ロサンゼルス地裁が、レッド・ツェッペリンの「Stairway To Heaven」(1971年)のイントロと1967年にアメリカのバンド、スピリットが発表したインストゥルメンタル・トラック「Taurus」に類似点があると判断したため、ジミー・ペイジとロバート・プラントは来月、陪審裁判に直面することになった。

◆レッド・ツェッペリン画像

著作権侵害をめぐるこの訴訟は、1960年代終わり、レッド・ツェッペリンとツアーをしていたバンド、スピリットのギタリストで「Taurus」の作者、故ランディ・カリフォルニア(本名ランディ・ウルフ)の遺産管財人が2014年に起こしたもの。

ペイジとプラントは、英国ウェールズの人里離れたコテージに滞在中、曲のインスピレーションを得たといわれるが、ウルフの代理人は、一緒にツアーしていた際に聴いたスピリットの曲がもとになっている可能性が高いにもかかわらず、ウルフの名前がクレジットされなかったと主張している。

ウルフは1997年、息子を助けようと海に飛び込んで亡くなる前に行なわれたインタビューで、「Taurus」と「Stairway To Heaven」が似ていることに不満を述べていたという。

陪審員たちがこの2曲の間に類似点を見出すのか、公判は5月10日から開始される。


Ako Suzuki
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