ブライアン・メイ、サシャ・バロン・コーエンの発言に反論
ブライアン・メイが、フレディ・マーキュリーのバイオグラフィー映画でフレディを演じるはずだった俳優サシャ・バロン・コーエンの最近の発言に対し、怒りをあらわにしたそうだ。
◆クイーン画像
コーエンはひと月ほど前、アメリカのラジオ番組のインタビューで、「メンバーの1人、それが誰とは言わないけど、彼はこう言ったんだ。“これは素晴らしい映画だ。なぜなら、映画の半ば、スゴイことが起きるんだ”ってね。何があるの?”って訊いたら、“フレディが死ぬんだ”って答えだったよ」「結局のところ、芸術的な相違だった。ブライアン・メイは素晴らしいミュージシャンだ。でも、素晴らしい映画プロデューサーというわけではない」などと話していた。コーエンいわく、クイーンは、映画の後半はフレディの死を乗り越え活動を続けていく彼らに焦点を当てようとしていたそうだ。
これに対し、ブライアンは英国の新聞『Daily Mirror』紙でこう反論した。「サシャは嫌な野郎になった。サシャとはアイディアを出し合い、楽しい時間を過ごしたっていうのに、彼は辞めたら、何があったのか事実と違うことを話している」
「なんで彼は、僕らが核心にせまった映画を作りたがっていないなんてこと言うんだ? 僕らは真実をねじ曲げるタイプの人間だっていうのか? 僕はそうは思わない。彼はあの役に相応しくないって、僕らが決めたのには正当な理由があった。彼が最近なにをやったか(映画『Grimsby』)を見れば、それは明らかだ。彼がフレディを演じていたら、上手く行かなかったのは間違いない」
監督も降板するなど、計画はとん挫したが中止したわけではなく、ブライアンは、フレディ役は前にも名前が出た「ベン・ウィショーにやって欲しい」と考えているそうだ。ただ、俳優も監督も確定したわけではなく、完成までにはまだ時間がかかる。
クイーンはこの夏、アダム・ランバートとヨーロッパ・ツアーを開催。UKではワイト島フェスティバルに初出演する。
Ako Suzuki
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