デヴィッド・ボウイ、ダニー・ボイル監督からのオファーを拒む

2015.11.11 02:52

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『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を受賞した英国の名監督の1人、ダニー・ボイルは、デヴィッド・ボウイのバイオグラフィー映画制作を計画していたが、ボウイは彼の音楽を使用することを拒否したそうだ。

◆デヴィッド・ボウイ画像

監督は、かなり傷ついたという。そして、ロンドン・オリンピック開会式のコラボレーター、フランク・コットレル・ボイスと数年がかりで取り組んできたこのプロジェクトは頓挫したそうだ。

ボイル監督は『Radio Times』誌のインタビューで、ボイスによる脚本が完成し、この映画に専念したいと考えていただけに、ボウイに拒絶されたのは「悲しかった」と話した。ボイル監督がボウイに断られるのはこれが初めてではない。オリンピック開会式への出演オファーも却下されたという。

彼は、ボウイの映画が作れなくなり、ぽっかりと空いた心のすき間を埋めるために新作『スティーヴ・ジョブズ』の制作に打ち込んだと話した。なぜボウイが断ったのかは不明だが、ボイル監督がどうこうではなく、バイオグラフィー映画を作られるのが嫌だったのかもしれない。

ボウイは2016年1月8日69歳の誕生日にニュー・アルバム『Blackstar』をリリースする。タイトル・ソングは今週木曜日(11月12日)UKで放送が始まるドラマ『The Last Panthers』で使用されるが、それに先駆け、ボウイの音楽が1分半フィーチャーされたプレビュー映像が公開された。

Ako Suzuki

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