はっぴいえんど、『風街ろまん』を語り尽くす

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12月30日(火)午後10:00~10:59、BSプレミアムにて「名盤ドキュメント(3)はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)~“日本語ロックの金字塔”はどう生まれたのか?~」なる番組が放送される。はっぴいえんどのメンバーがテレビで初めて当時を語り合うという、貴重な番組だ。

◆「名盤ドキュメント(3)はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)~“日本語ロックの金字塔”はどう生まれたのか?~」画像

「名盤ドキュメント」は、今もなおさん然と輝く歴史的名盤の制作秘話を制作者や関係者たちが語り、その魅力に迫るという番組だが、2013年12月に井上陽水『氷の世界』、2014年9月に佐野元春『VISITORS』がとりあげられ、多くの反響を呼んだばかりだ。

今回ピックアップされた作品が、はっぴいえんどの1971年の名作『風街ろまん』で、大瀧詠一は2013年に急逝してしまったものの、残る3人のメンバー、細野晴臣、松本隆、鈴木茂が一堂に会し『風街ろまん』制作の舞台裏について徹底的に語り尽くしている。解散から40年あまり、メンバーたちがテレビ番組で当時のことを語り合うのはこれが初めてのことだ。

『風街ろまん』は、文語的な日本語の歌詞とアメリカ西海岸のサウンドを融合した「日本語ロックの金字塔」として、その後の日本音楽界に絶大な影響を与えた記念すべき名盤のひとつだ。今回は、レコード会社の倉庫から発掘された8チャンネルのマスターテープをデジタル化し、メンバーの目の前で再生する。40年以上の歳月を経て、歌や演奏に込められたこまやかなニュアンスが鮮やかによみがえる様子は、ひとつの事件でもある。

また、今もさまざまなアーティストにカバーされている名曲「風をあつめて」の誕生秘話も語られている。名盤アルバム誕生の知られざるドラマを描き出し、日本のロックの原点に迫る必見のドキュメントだ。




「名盤ドキュメント(3)はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)~“日本語ロックの金字塔”はどう生まれたのか?~」
12月30日(火)午後10:00~10:59(BSプレミアム)放送
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