石川さゆりと椎名林檎は、似ている

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石川さゆりと椎名林檎の“異色コラボ”が、4月2日(水)にリリースされる石川さゆりのニューシングルで実現することが明らかになった。

◆石川さゆり 画像、PV映像

「椎名さんは素晴らしい楽曲を書いて、しかもそれを自分の身体を使って、ビジュアルでも表現されてきた。常に“生きた”音楽性を提示している彼女の魅力に、どこか自分と同じ“匂い”を感じていました。そこで紅白でお会いした時、『いつか一緒に何か作ることが出来たら』というお話しをさせていただいたのです」――石川さゆり

「私たち二人が“似ている”というのは、斎藤ネコ(※編曲)さんもおっしゃっていましたね。光栄の極みです。さゆりさんは、歌はもとより、破格の高性能アンテナの持ち主。しかもこれ程のキャリアなのに、会えば会うほど好きになってしまうお茶目さ、愛らしさまでお持ちでいらして。気付けば仕事を忘れ、純粋にその鮮やかさを楽しんでいる私がいました」――椎名林檎

両者のコラボレーションが実現したのは、石川さゆりの115枚目となるニューシングル「暗夜の心中立て」だ。奥田民生、岸田繁(くるり)、宮沢和史(THE BOOM)など、個性あふれる制作陣とコラボレーションし話題となったアルバム『X‐Cross‐』から1年半、楽曲毎に存在する「主人公」を歌ってきた石川さゆりのとどまるところを知らない探究心が、椎名林檎の作詞/作曲/プロデュース作品を完成させた。そして、カップリング曲「名うての泥棒猫」では、石川さゆりと椎名林檎のジャンルを超えたハーモニーを楽しむことができる。

「私は椎名さんに、いま、この世の中だからこその“不条理”を書いてもらいたかったんです。一昨年のアルバム『X-cross-』もそうでしたが、自分の価値観を打ち破ってくれる、それまで感じたことの無い空気や風を運んでくださる方との出会いは何より貴重です。私は深呼吸もしたければ、荒い呼吸も、ため息もつきたい。椎名さんの書いてくれた曲に、私の心拍数は上がったり下がったり(笑)。その“生きている”感じが、今とても嬉しいんです」――石川さゆり

「一人の歌謡ファンとして『こういう曲を歌うさゆりさんが見たい』。そんな気持ちでまず書いたのが「暗夜の心中立て」。そして、すぎやまこういち先生がザ・ピーナッツに宛てていらした楽曲のイメージで書いたのが「名うての泥棒猫」でした。こちらはさゆりさんからのご希望で、誠に僭越ながら、私めが妹役のようなコーラスを担当させていただいて居ります」――椎名林檎

また、今作の商品形態は3種類(CDのみ、CD+DVD2種)、それぞれのジャケットデザインは異なり、さらに、2007年に世界3大広告際(カンヌ・Clio・One Show)グランプリを獲得するなどCMやMVなどの演出を手がけている映像ディレクター、児玉裕一氏が制作を担当したミュージックビデオが収録されるDVDも注目だ。さらに4月23日(水)にはアルバム『X-Cross II-』もリリース予定になっている。

「“歌は世につれ、世は歌につれ”なんて言葉があったじゃないですか。でも最近はちょっと歌も世も互いにつれていない気がするんです。でもたとえ時代が変わっても、男であること、女であること、そして人を愛する時の悦びや哀しみというのは決して変わらないはず。そういった想いが皆さんに届いたら本望です」――石川さゆり


「暗夜の心中立て」
2014年4月2日(水)発売
タイプA
TECA-10514 \926+税
1.暗夜の心中立て
2.名うての泥棒猫
タイプB
TECA-13515 \1,250+税
1.暗夜の心中立て
2.名うての泥棒猫
3.暗夜の心中立て(instrumental)
4.名うての泥棒猫(instrumental)
DVD
暗夜の心中立て(ミュージックビデオ)
タイプC
TECA-15516 \1,435+税
1.暗夜の心中立て
2.名うての泥棒猫
3.暗夜の心中立て(instrumental)
4.名うての泥棒猫(instrumental)
DVD
暗夜の心中立て(ミュージックビデオ)
名うての泥棒猫(ミュージックビデオ)

◆石川さゆり オフィシャルサイト
◆石川さゆり 『X‐Cross‐』特設サイト
◆椎名林檎 オフィシャルサイト
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