【ライブレポート】T.M.Revolution主催<イナズマロック フェス 2013>初日、「ここ滋賀での一番の祭りを打ち上げんぞ!」
滋賀ふるさと観光大使であるT.M.Revolution西川貴教が2013年9月21日と22日の2日間、地元・滋賀県草津市の烏丸半島芝生広場で大型野外フェス<イナズマロック フェス2013>を開催した。過去最高となる合計5万人(1日目2万3千人、2日目2万7千人)がびわ湖畔で音楽に酔いしれた2日間をレポートしたい。
◆<イナズマロック フェス 2013>初日 拡大画像
<イナズマロック フェス>は、メインとなる有料の[ライブエリア]と、入場無料の[フリーエリア]とがあることが特徴のひとつだ。[ライブエリア]では、T.M.Revolutionをはじめとする様々なジャンルのアーティストのライブが行われるほか、セットチェンジの間にはお笑い芸人などのパフォーマンスも用意されている。一方の[フリーエリア]では滋賀県のグルメや「イナズマロックカレー」「タボくん草津メロンクリームサンド」といったフェス限定のメニューも多数登場、さらに同エリア内のエンタメステージでは、ライブ出演権を賭けたオーディション「イナズマゲート」で選ばれた2組のアーティストのW-D4とHalf time Oldほか、9nineや藍井エイル、アップアップガールズ(仮) 、DaizyStripperといった話題アーティストのステージも行われ、“地元のお祭り”といった雰囲気で盛り上がりを見せた。
そして開催初日、汗ばむ陽気のなかでオープニングアクトとしてアイドルユニットの私立恵比寿中学が登場した。“イナズマ”にちなんで、虎模様のショートパンツにツノのついたカラフルなアフロヘアという雷様の衣装がかわいい。「オーマイゴースト?~わたしがや悪霊になっても~」で元気よくスタートしたステージは、おなじみの1人ずつの自己紹介をはさんで、2013年7月にリリースされた1stアルバム『中人』から「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」「あるあるフラダンス」など、全5曲を披露した。
14時をまわったところで橋川渉草津市長が「イナズマロック フェス、スタートします!」と開幕宣言。客席からの大きな歓声のなかに登場したのは、2013年のトップバッターT.M.Revolutionだ。大きな千鳥格子模様のインパクトのある衣装で姿を表すと、「HIGH PRESSURE」でライブがスタートする。「ここ滋賀での一番の祭りを打ち上げんぞ!」と8月7日に配信限定リリースされたロッテ「ZEUS」CMソング「Summer Blizzard」を激唱、さらに2014年1月23日リリース予定「戦国BASARA4」のオープニングテーマ「Count ZERO」も初披露した。2013年のイナズマは過去最高の動員数を記録したことを受けて「滋賀県と草津、そして集まってくれたみんなのおかげです」とMCではまず感謝を述べて、「素晴らしいメニューを持ってたくさんのアーティストが来てくれています。存分に味わってください」とイベントの内容の濃さをアピールした。少し強い風が巻き起こるT.M.Revolutionに打ってつけの環境で西川は「crosswise」「Naked arms」「SWORD SUMMIT」など全7曲を歌い上げ、フェスに弾みをつける。
“右ひじ左ひじ交互に見て”のネタでおなじみのお笑いコンビの2700のステージに続いては、イナズマ初出演となるPUFFYのステージだ。2人は“打倒 T.M.R!”と書かれたTシャツに、ふんわりしたカーキのスカートで登場した。亜美が「みなさんアレでしょ、主催者の方の…」と話をふると、由美が「メイクスレボリューション?」と答える場面も。ライブは「愛のしるし」「これが私の生きる道」「渚にまつわるエトセトラ」「アジアの純真」など、ベストセレクションとも言える全8曲を披露。 由美は客席が盛り上がる様子を見て「ホッとした」と笑顔を見せた。さらに亜美が「みなさんにひとつお願いがあります! 由美のことは嫌いでも、PUFFYのことは@▼×◎*っ!」とのMCで客席の大爆笑をさらった。
お笑いコンビのパンクブーブーがモノマネやショートコントを披露したあとに出演したのは、声優として活躍するKISHOW (谷山紀章)とクリエイターのe-ZUKA (飯塚昌明)によるユニットのGRANRODEOだ。彼らも<イナズマロックフェス>初登場となる。「ようやく貴教兄さんと接点ができたので、出させていただきました! 名前だけでも覚えて帰ってください」とのMCに続いて、「ROSE HIP-BULLET」「Can Do」など、アニメ主題歌となったナンバーほか、2013年4月にリリースしたシングル「偏愛の輪舞曲」など全6曲をパワフルな歌声とクールなギターで聴かせた。
まだまだ陽差しが強いびわ湖畔。「キングオブコント2012」で優勝したお笑いコンビ、バイきんぐがステージに登場し、コントで客席を盛り上げる。そして、2012年に引き続いて2度目の出演となる4人組ガールズバンドSCANDALの登場だ。2013年にデビュー5周年を迎える彼女たちは、「イナズマも同じ5周年でご縁を感じる」とMCで語り、9月18日にリリースしたばかりの最新シングル「OVER DRIVE」をはじめ、「下弦の月」や「会わないつもりの、元気でね」など、2013年にリリースした楽曲を中心とした全7曲をプレイした。
2010年より4回連続出演のお笑いコンビTKOのネタに続いて、2回目の出演となる名古屋出身3人組アーティスト、ソナーポケットが登場したのは、日も暮れかけて気温も風も心地よい時間だった。「あなたのうた」「キミ記念日 ~生まれて来てくれてアリガトウ。~」ほか、9月3日リリースのベストアルバム『ソナポケイズム SUPER BEST』収録曲「好きだよ。~100回の後悔~」「青空」「ソナポケ☆DISCO」など、全8曲を披露して会場に歌声を広げた。ko-daiの「ここにいる人のストレスや涙を持って帰りたい。胸の中にある悲しみを、この場所で洗い流してほしいと思います」というあたたかい言葉の数々が滋賀の空に響く。
<イナズマロック フェス>には3度目の出演となる滋賀県出身の芸人、野性爆弾がガリットチュウ福島を招いてコントを披露したあとは、いよいよUVERworldの登場だ。彼らは<イナズマロック フェス>会場となる滋賀県草津市出身バンドであり、2009年および2010年にも出演、2013年は初の一日目トリを務めることとなった。客席からの熱烈な歓声に迎えられ、ライブは「7th Trigger」からスタート。ドラムの真太郎はMCで、「トリを飾るということで、やる気満々で来ています。最後まで楽しんでください」と意気込みを語り、TAKUYA∞は「UVERworldが滋賀に帰ってきたぞ!」と力強い言葉で会場を煽る。さらに彼らが地元滋賀でインディーズバンドとして活動していた時を振り返り「予想をはるかに越えた素敵な未来が、ここにあります」と熱く語った。「Don’t Think.Feel」「23ワード」「LIMITLESS」「BABY BORN & GO」など、最新アルバム『THE ONE』収録曲をはじめ、2013年8月14日リリースのシングル「Wizard CLUB」「NO.1」など、全11曲で観客を魅了。堂々たるパフォーマンスで<イナズマロック フェス2013>初日を締めくくった。
■<T.M.Revolutionリリース情報>
ANIME COLLABORATION ALBUM『GEISHA BOY –ANIME SONG EXPERIENCE-』
2013年10月9日発売
【初回生産限定盤A(2CD+豪華ブックレット)】ESCL-4123~4125 ¥4,200(税込)
トールサイズ三方背BOX、デジパック仕様、アニメ6作品「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」
「機動戦士ガンダムSEED/機動戦士ガンダムSEED DESTINY」「ソウルイーター」「戦国BASARA」「BLEACH」「革命機ヴァルヴレイヴ」
オリジナル描き下ろしイラストカード封入、「リスアニ!」編集部監修 豪華64P特典ブックレット封入
各アニメのオンエア当時に使われたアニメサイズ音源、8曲を収録した特典CD付
【初回生産限定盤B(CD+DVD)】 ESCL-4126~4127 ¥3,800(税込)
「HEART OF SWORD ~夜明け前~」から「Preserved Roses(Short Edit)」まで、ミュージックビデオ全10曲を収録したDVD付
【通常盤】CDのみ ●ESCL-4128 ¥2,800(税込) ¥2,667(税抜)
■<水樹奈々×T.M.Revolutionリリース情報>
COLLABORATION SINGLE「革命デュアリズム」
TVアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」2ndシーズンオープニングテーマ
2013年10月23日発売
【Type-A】初回生産限定盤(CD+DVD) KICM-91471 ¥1,500(税込)
※<DVD>革命デュアリズム MUSIC VIDEO 他収録
【Type-B】期間生産限定盤(CD) KICM-91742 ¥500(税込)
【Type-C】通常盤(CD) ¥888(税込)
◆T.M.Revolutionオフィシャルサイト
◆イナズマロック フェス 2013 オフィシャルサイト
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